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【成形品のアレコレ-2】ヒンジキャップのヒンジ形状

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【成形品のアレコレ-2】ヒンジキャップのヒンジ形状

ヒンジキャップには様々なノウハウが詰め込まれている

アスカカンパニーは射出成形という方法を用いて(3Dプリンタや、切削加工などもありますが)で様々な成形品を生産しています。

成形品の種類としてはデザートカップやスプーン、電極のパーツから歯磨き粉のチューブのフタ等々、様々な形状のものを生産しています。

ヒンジキャップのヒンジ部分

ヒンジキャップのヒンジ部分

その中でもヒンジキャップは『ヒンジ』という特殊なばねのような仕組みを使って、キャップが開いたり閉じたりするものになります。

ヒンジキャップは今までのアスカカンパニーの記事にもたびたび登場しています。

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アスカカンパニーではこのように様々な形状のヒンジキャップを作成し、ノウハウを蓄積しています。

ヒンジ形状を比較してみる

今回はヒンジ形状の違いが一体何に有効であるかを説明します。
対象となるのはバタフライヒンジキャップと3点ヒンジキャップです。

バタフライヒンジキャップ

バタフライヒンジキャップのヒンジ形状は蝶のような形状を持っていてます。
この2つの蝶の羽部部分がばねのような働きをすることにより、上キャップを開閉する際は緩やかなスナップ感をみせます。
※サンプル画像はアスカカンパニーで設計しているキャップの一部です。

 

3点ヒンジキャップ

一方3点ヒンジキャップは、ベルト部と2点の接続面の3点を持っているキャップです。
突起部が多くごつごつとした印象の通り、スナップ力がバタフライヒンジキャップよりも強く、上キャップを少し上げるだけでキャップは自動的に跳ね上がるほどスナップ感は強いものになります。

 

 

ヒンジ形状による機能の比較

これらの2つのヒンジキャップの機能を比較した図が下の表になります。

バタフライヒンジキャップ

3点ヒンジキャップ

見た目の感覚

ヒンジ部の突起が小さい
シンプルな印象・なだらかな手触り
ヒンジ部の突起が大きい
突起が多く複雑な印象

開閉時のスナップ感

スナップ感が弱い
フタについた内容物の飛散が少ない
スナップ感が強い
フタについた内容物が飛散が多い

ヒンジのばね力

開こうとする力が働く
嵌合が外れた場合ばねの力で開く方へ向かう
押さえつける力が働く
嵌合が外れた場合でもキャップは開きにくい

ヒンジ部分が千切れてしまった場合

一度に切れる
切れてしまうと蓋ができない可能性がある
3か所がバラバラに切れる
一部が切れても蓋が出来る可能性がある

見た目の美しさの点ではバタフライヒンジキャップがよさそうなイメージですが、3点ヒンジキャップの機能には様々な良いところがあります。
自分たちが作りたいものに合わせた能力を持ったヒンジキャップを考えていく必要があります。
アスカカンパニーではこのようなノウハウを元に、お客様が考えている商品に合わせたキャップの設計から生産までを行います。

 

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