ヒンジキャップにもいろいろある
開ける閉めるが簡単にできるヒンジキャップ。
このヒンジキャップの種類も様々な形があります。
今回は、ヒンジ形状の違いによるヒンジキャップの種類を紹介したいと思います。
・バタフライヒンジタイプ
・点ヒンジタイプ
・帯ヒンジタイプ
大きく分けるとこのような種類になります。
(一般名詞が見つかりませんので、造語を交えています)
バタフライヒンジキャップ
ヒンジの形状が外から見ると、蝶のようになっているヒンジを面で構成しているタイプのキャップになります。
次に紹介する点ヒンジと比較すると、どちらかというと開く方向に力が働きます。
スナップ感は点ヒンジよりも弱いですが、ヒンジ部分の構造が見た目にシンプルなので外観上でっぱりが少なくなる特徴があります。
点ヒンジキャップ
複数の点でヒンジを構成するタイプのキャップです。
ヒンジ部分が板バネのような働きをすることで、開く際、閉まる際にスナップ感があります。
どれぐらいの強さでスナップさせるのか?どれぐらいで開き位置を固定するのか?など細かな部分をやり取りして用途に合わせて最適化を行います。
スナップ感などはつけやすいのですが、反面ヒンジ部が外観上でっぱりになりやすい特徴を持っています。
帯状ヒンジ
このヒンジは特に機能面での特徴はありません。
完全に手動でフタの開け閉めを行います。機構が単純ですので、特に機能性を求められていない部分でのヒンジに用いられます。
ヒンジについてはどのような用途で使用するのか?スナップ感はどの程度必要なのか?
といったところで、どのヒンジタイプにすべきかが決まります。
特にスナップ感や開き角度などは設計のノウハウが大いに反映される重点管理項目です。
次回はアスカカンパニーでのヒンジ設計の隠し玉を紹介したいと思います。
アスカカンパニーの成形品に興味がある方は