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【QCサークル事例紹介】パンクテスト試験機製作

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【QCサークル事例紹介】パンクテスト試験機製作

QCサークルでパンク試験機を作る

弊社ではQC活動を盛んに行っております。
本社地区第83回MK発表会(QCサークル発表会)が2020年3月に行われました。
活動期間は2019年9月~2020年3月の6か月という短い期間内で、耐圧縮試験が必要な製品に対して圧縮試験機を購入せずに自社開発を行ったグループの発表がございましたので、一部ご紹介いたします。

耐圧縮試験とは

内容物または水を満たし密封した容器包装に、規定に基づく荷重を1分間かけることです。
※『JIS Z0238 ヒートシール軟包装および半合成容器の試験方法』より

容器に荷重を掛けることで、内容物の漏れやキャップの蓋が開く等の不具合、
またスパウトとパウチの場合だと、溶着強度の確認をすることができます。
※溶着強度確認・・・スパウトとパウチの溶着がどれくらいの強度(圧力)まで耐えられるか

パンク試験内容

 

QC活動の記録-MKスライド
今回のQCサークル活動で取り組む前までは、社内で圧縮試験は保有していないことから、実施はできておりませんでした。
しかし、お客様からの試験実施要望もあり、社内で機械を製作することにしました。

完成した機械がこちら

その名も ”あっしゅくん” !!

あっしゅくん全景

【仕様】
・外寸 :高さ420mm×横幅480mm
・測定台:縦幅250mm×横幅260mm
・エアーシリンダーで荷重量を制御
・最大耐荷重量180kg
・安定した圧力を掛けることが可能
※測定台以下大きさのサンプルはほ全て測定可能
※測定台以上のサンプルの測定もものによって測定可能

 

【測定方法】

①加圧盤と土台の間に試験サンプルを置く
②高さ調整治具を合わせる
③エアー圧を上げ、規定の荷重量まで上げる
④エアー圧を下げ、試験サンプルを取り出す
⑤試験サンプルの破損、液漏れ等の不具合がないか確認

あっしゅくん

 

動画での一連の流れ(4倍速)

※校正作業のルールを決めて運用しております。

こちらは、パウチ容器だけでなく、チューブ容器などにも使用することができます。
お客様の要求品質に柔軟に対応し、評価機械を自社製作することで、生産性も格段に上がりました。

 

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