独自のQC活動『MK活動』
自社にて『MK活動』と命名したQC活動を長く続けているアスカカンパニー。
MK活動は『みんなで活動・みんなで改善」の頭文字を組み合わせたもので、改善活動に全員で取り組もうという心意気が形になっています。
『自分たちで自分たちの職場をよくする』ということが基本にあり、一番仕事の難しさや辛さ、変えるべきところを知っている自分たちが一番できることだと考えています。
MKの基本精神として『楽・正・早・安(らく・せい・そう・あん)』という考えのもと、MK活動のテーマが決められます。
楽・正・早・安は、より仕事を楽に、正しく、早く、そして安心安全に行えるようにすることです。
仕事を正しく安全にできれば、やり直しや見直しなどの無駄な作業がなく早く終えることが可能となります。
早く終えることでできた空いた時間は、教育や他の改善、ひいては新しい取り組みなど、生産以外の付加価値を生み出す時間に出来ます。
またイレギュラーがなく仕事を安定して終えることが出来ると、毎日決まった時間に帰ることができ、ワークライフバランスにもつながります。
MK活動は、仕事だけでなく社全体の主軸として重要な役目を持った活動です。
今回は経営者や管理者でもない一般職の目線からMK活動というものをご紹介させていただきます。
QC活動を長く続けるということ
1978年からずっと途切れることなく、MK活動(QC活動)を継続して行っています。
2025年4月の時点で93回目のMK活動が終了し、94回目の活動が開始されています。
半年で1回の活動が終了しますので、47年継続していることになります。
言い換えれば、47年間ずっと仕事(=会社)をよくするために改善を重ねていることになります。
継続とは力なりということもあり、これらの社風はMKとともに改善を加え続けています。
昔は一つのホールに集まって発表を聞いていたのですが、近年ではデジタルと通信網の成長で、社の中のどこからでもMKの発表会を聞くことが出来るようになりました。
MK専用の運営チームがあり、このチームで『自分たちがやりやすい形になるようMK自体の改善』を続けているため、可能になったことでもあります。

2025年4月の第93回関西のMK活動発表会会場

会場以外では各部署の会議室や個人PCで参加できる
QC活動を続けるためにはどうしたらいい?
これらは良くお客様に聞かれることです。
MK活動自体の大きな仕組み『やりがい』と『プロセスと成果による評価』があります。
普段の仕事におけるちょっとした改善では、できる時間が少なかったり、個人の力量による対策となり、恒久的な対策は難しいものです。
MK活動では、グループ活動ですので、自分一人では出来ないことを複数名の知識や技術を持ち寄ることで、様々な対策を可能にします。
また、時間も半年間という長期間の中で、就業時間内に作業やディベートの時間を設けられますので、仕事の一環として改善活動を進めることが出来ます。
改善点は上司から言われたものではなく、自部署で自分たちが本当に困っている『やりたい!』と思っている問題に取り組めるため、おのずとやりがいが生まれます。
やったことはプロセスから結果、そして改善の効果を定着させる歯止めの部分まで評価されるようになっています。
その評価に応じ、報奨や自身のボーナスなどに反映されていきますので、やればやるほど自分たちにもその結果が返ってくる、といった形のやりがいもあります。
このあたりの仕組みの微妙な加減は長く行ってきたからこそのノウハウの部分でもあります。
MK活動の仕組みついての詳細はこちらから
『QC活動-MK活動』 50年以上続く弊社の基礎となる改善活動『MK活動』とは?
QC活動を継続する色々な要因を知るには
これら、やりがいと評価の仕組みを含む、様々な要因や細かいところは、実はセミナーという形で提供させていただいております。
会社をよくするためには、社員一人一人が育っていく必要があります。
そのためには自律的に改善に取り組む意思を持った人材の育成が必要です。
アスカカンパニーではQC活動がそのカギだと考え、実際に行ってきた色々をセミナーでお話させていただきつつ、ディスカッションや質疑応答で疑問にお答えしていきます。
『会社と人を育成する人材マネジメントセミナー』 QC活動などの改善活動と人材育成を結びつける
MK活動の成果発表の一部を動画で
MK活動の成果は15分の時間の中、活動のリーダーがPPTスライドや動画を駆使して発表を行います。
その一部をyoutube動画としてUPしておりますので、気になる方はこちらの動画でどのような取り組みをしているのかご覧いただけます。
MK動画ブログ一覧
Writer:もふもふ