プラスチック業界では環境対応が加速しています。
その中で注目されているものの一つが「バイオマスプラスチック」です。
今回はバイオマスプラスチックを使用して当社オリジナル製品、ASシリーズに新たに加わったAS8.7ヒンジキャップの試作の実施結果をご紹介します。
バイオプラスチックとは?
バイオプラスチックとは、大きく分けて2種類あります。
・植物などの再生可能な資源を原料とする「バイオマスプラスチック」
・微生物の働きで最終的に水と二酸化炭素(CO₂)に分解される「生分解性プラスチック」
この2つの性質を持つ素材の総称です。
今回は、トウモロコシやサトウキビなど、植物由来の再生可能資源を原料とする「バイオマスプラスチック」を試作に使用しました。
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世界で広がるバイオプラスチックの動向と私たちの取り組み
脱炭素社会の実現に向け、プラスチック業界でも環境対応が加速しています。 その中で注目されているのが「バイオプラスチック」です。 今回はバイオプラスチックについて、社内の取り組みと、世界の動向についてご ...
AS8.7ヒンジキャップとは
以前、AS8.7スパウトシリーズにヒンジキャップが追加されたことをご紹介させていただきました。 小型スパウトパウチの可能性を広げるAS8.7ヒンジキャップ&AS8.7オーバルキャップ 現在、弊社イチオシの小型スパウトラインアップ『AS8.7スパウトシリーズ』。 デザイン性を重視したキャップ『AS ...
AS8.7スパウトシリーズに超小型ヒンジキャップが追加!
AS8.7スパウトシリーズはミニパウチ向けのスパウトシリーズで、AS8.7口径のスパウトにノズル径Φ3mmのワンタッチで開閉できる利便性のあるヒンジキャップを追加しました。

AS8.7スパウトシリーズとAS8.7ヒンジキャップ
このAS8.7ヒンジキャップのおおまかな特徴として
- AS10ヒンジキャップと比べて小さく「かわいいキャップ」である
- 天面から見た際に一部がストレートになっている特徴的な形
の2つです。
しかし、社内で試作・評価を実施している過程で「指が掛かる部分が少なく開けにくい」との意見が挙がりました。
小さくてかわいいキャップを実現するために、凹凸を少々減らした形になっていました。
そこで、つば(開ける際に指をかける部分)を修正することにしました。
特徴的な形を維持するためにつば先をストレートにして従来の印象を壊さないようにしながら「開けやすさ」を実現しています。

天面:修正前(左)修正後(右) 指をかけるツバ部が目立つようになっている

正面:修正前(左)修正後(右) 指を掛けやすくなるよう修正された

側面:修正前(左)修正後(右) 指を掛けやすくなるよう凹みが深くなった
この改善された金型を用い、試作を行うこととしました。
気になる試作結果は!?
成形試作を行ったところ、無事に連続でサンプル採取を行えました。
成形性に関しても通常原料と変わりなく成形することができました。
評価結果は、外観は問題なく、キャップを開ける際の強度に関しても通常原料と同程度の数値となりました。
官能評価(手触りや使い心地)でも違いはありませんでした。
ヒンジキャップで大切な要素であるヒンジの強度に関しては現在評価中です。
こちらの強度が通常原料と同様の数値になるとヒンジキャップでもバイオマスプラスチックを使用することができることが証明できます。
強度が同等であることが確認されれば、機能性を損なうことなく環境配慮型へシフトできる、ヒンジキャップの新たな選択肢をお客様へのご提案が可能となります。
引き続き評価を実施し、お客様にご紹介できる体制を整えていきます。
製品試作の結果まとめ
今回は素材を置き換えるだけでなく、使いやすさと環境配慮を両立したAS8.7ヒンジキャップの試作結果をご紹介させていただきました。
結果としては、外観と一部の機能面でバージン材と遜色なく成形できることが確認できました。
今後は残りの評価を引き続き実施し、量産化に向けた体制構築を進めていきます。
AS8.7スパウトシリーズやバイオマスプラスチックについて気になる方は是非アスカカンパニーまでお気軽にお問い合わせください!
Writer:たにー




