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『温室効果ガス排出量の見える化』に挑戦! その1

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『温室効果ガス排出量の見える化』に挑戦! その1

近年、「カーボンニュートラル」や「脱炭素」などの地球温暖化問題に対する取り組みを示す言葉が一般的に使われるようになり、企業として何らかの取り組みをしていることが当たり前とされる時代になってきています。
私たちのようなプラスチック成形を手掛ける企業にとっても同じことが言え、お客様と足並みを揃えて取り組んでいくことが求められています。
アスカカンパニーでは、生産設備の合理化による省エネや、プラスチック使用量の削減、バイオマスプラスチックの採用など様々な取り組みを推進しています。
今後の目標を立てるためにも、それらの効果を数値化した方がいいのでは?と考えました。
そのためには現状把握が必要!ということで、温室効果ガス(GHG)の見える化に取り組むことにしました。

アスカカンパニーが温室効果ガス(GHG)排出量を計算する意味

温室効果ガスの数値を明らかにする。
それは環境に優しい会社アピール?と思われるかもしれません。
しかし、これらは「社内の目標を持つため」という理由以外にも、実は未来のビジネスに直結する理由があります。

2028年から始まる「炭素税(化石燃料賦課金)」への備え

まだ具体的な内容が開示されているわけではありませんが、近い将来、CO2を多く排出する製品は税金によって原価が高くなってしまう可能性があります。
今のうちに削減ポイントを見つけることが、強力なコスト対策に繋がると考えられます。

お客様からの「1次データ」要請への対応

お客様がGHG排出量を計算するためには、部品や容器を納品している私たちのようなサプライヤーが排出した「生の実測データ(1次データ)」が必要不可欠になります。

何から始める?「温室効果ガス(GHG)の見える化」

これまでに社外の色んなセミナーを受講して、一般的な知識を持ってはいるものの、いざ数値化!!と言っても簡単に算出できるものではありません。
逆に、少し知識があるだけに、大変なのが目に見え・・・担当者一人で力業で!というわけにはいかないこともわかっていました。
そこで、今回は外部講師をお迎えし、社内でプロジェクトチームを立ち上げ、関連部署一丸となって「温室効果ガス(GHG)の見える化」挑戦することにしました。

外部講師による教育

「Scope 1, 2, 3」という世界基準

研修の第1回・第2回では、CO2を計算するための国際ルール「GHGプロトコル」を学びました。
温室効果ガスの排出量は、以下の3つのScope(スコープ)に分類されます。

  • Scope 1(直接排出): 社用車やフォークリフトのガソリン、工場のボイラーなどの燃料燃焼。
  • Scope 2(間接排出): 工場やオフィスを動かすために、関西電力などから購入した電気の使用。
  • Scope 3(その他の間接排出): 原材料(樹脂ペレットなど)の調達から、製品の発送、さらには使われた後の「廃棄・リサイクル」まで、自社に関わる全ての他社の排出。

「自社の工場(Scope 1, 2)だけじゃなくて、仕入れる材料や、お客様が使い終わってゴミになるところ(Scope 3)まで自社の責任として計算するの!?」
と、研修に参加したメンバー一同、その範囲の広さに圧倒されてしまいました。
本当に計算できるのか?と不安になったところで、実際に計算してみる練習問題が始まりました。

教育用の様々な資料

身近な「コピー用紙」を用いた練習問題

計算の基本は、「活動量(使った量や金額)× 排出原単位(CO2換算の係数)」というシンプルな掛け算です。
研修では、練習問題として何処の会社でも使用する身近な「コピー用紙」のデータを使った計算に挑戦しました。

問題:用紙50,000枚のCO2は?

サイズや坪量(1枚あたりの重さ)から全体の重量を割り出し、環境省のデータベースにある『洋紙』の係数を掛け合わせていきます。
毎日何気なく使っている紙1枚にも、確実にCO2の重みが乗っていることを実感しました。
しかし、原材料樹脂や複雑な物流の計算になると、一気に難易度が上がります。

宿題:Scope1、2、3を計算してみる

1、2回目の研修の後の宿題は、Scope1、2、3の計算でした。
本格的に計算した経験がないメンバーばかりの中、役割分担をして3回目の研修までに何度も先生にメールで質問し、四苦八苦しながら計算に取り組みました。

次回のブログでは3、4回目の研修と、Scope1、2、3の計算の苦労についてご紹介します!


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