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コーヒー豆で環境を考えてみた 5

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コーヒー豆で環境を考えてみた 5

コーヒー豆の中で捨てられる部分『チャフ』
このチャフを使用した取り組みブログ5回目です。
前回4では、チャフ入りMBを試作しました。


今回は、このチャフ入りMBを使用して、スプーンを試作した様子をご紹介します。

チャフを活用した取り組み~その3~

取り組みその1(コーヒー豆で環境を考えてみた3)
取り組みその2(コーヒー豆で環境を考えてみた4)

実際の成形風景です。
成形機の上にある取出機(成形品を安全に取り出す装置)に小さくスプーンと、ランナーがぶら下がっているのが見えるでしょうか。
コーヒーを彷彿させるきれいな茶色い色のスプーンが成形されています。

チャフ混練MBを使用したスプーン成形

 

 

成形品の外観について

チャフの濃度別の外観は以下のようになります。

ランナー粉砕片とチャフを混錬して試作したMBで成形したスプーンが以下になります。

ランナー粉砕片は、真っ黒な色をしているため、黒いスプーンができました。

成形品の機能について

機能検査では、手で限界まで曲げると裂けました。
チャフの濃度に関係なく、常温・冷蔵・冷凍それぞれの条件下において、同程度の強度となっていました。

耐えられず折れたチャフ入りスプーン

 

チャフ活用の取り組みについて

チャフのようなプラスチック以外のものを混合し成形するのは、難易度の高いことです。
成形中には、ヤケによる臭気、金型にガスの付着などが突発的に見られました。
さらに、チャフの濃度が高くなるにつれ、連続成形が難しい状況になっていました。
コーヒー豆には、様々な酸が含まれています。
その酸が、コーヒーの旨みになっています。
雑味や苦みがあるために焙煎時に取り除かれるのが一般的なチャフを、プラスチックに混錬するためには、より深い知識と様々なアイデアが必要なようです。

今回の試作より、様々な事柄からチャフをポリプロピレン材との混練の開発はここで中止と結論付けました。

バイオマスプラスチックの開発において、新たな知識を身につけることができました。
この結果を活かして、今後も環境を配慮したプラスチック製品づくりを心掛けていきます。

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