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PCに向き合っているだけでは出来ないモノづくり

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PCに向き合っているだけでは出来ないモノづくり

モノづくりのプロセスではPCとも向き合い、現物を作り上げます

PCに向き合い得る情報や情報処理の成果物はとても大切です。
そしてモノづくりも大切です。
モノづくりが生む付加価値のボリュームは、投下する事業領域でのマーケティング力で大きく左右されると思います。
アスカカンパニーの日常風景では、いろいろなモノづくりの場面と出会います。
今回は、ラピッドモールドを製作する工程の一場面をご紹介します。
ラピッドモールドとは、とにかく早い製作時間で試作金型を作ってしまうという自社製品開発のためのシステムです。

ラピッドモールドなどの自社開発システムについてはこちら
開発用モールドのご紹介【ASKA MARKET NEWS 2024年04月号 第350号】

いつもマーケットニュースをご覧いただきありがとうございます。 アスカカンパニーでは開発スピードを上げるために開発用モールドという金型を用いた開発を行っております。 今回はその開発用モールドについて自社 ...


こちらのマシニングセンタは世界の安田工業さんの装置です。
安田工業Webサイト:https://www.yasda.co.jp/
安田工業さんは素晴らしいマシニングセンタを作り出す企業です。
加工はR0.4㎜の加工をしている様子です。
R0.4㎜なので刃物の直径は0.8㎜です。
写真には回転軸から黒いホースが出てきているのが見えます。
これはエアタービンスピンドルを稼働させるエアー配管です。
工作機械主軸を高速で回転させると発熱により、機械主軸が伸び、Z軸の変位が発生します。
この変位は高精度の金型では寸法不良や、R0.4㎜の刃物のような
微細工具では工具折損の原因となります。
エア タービン スピンドルはエアーによる駆動と冷却を同時に行うため、発熱がなく、Z軸の変位がほとんどありません。
装置情報:BIG DAISHOWA株式会社 HP:エアタービンスピンドル(別タブで開きます)


こちらの加工図面では、R0.2㎜の表記がされています。
直径0.4㎜の刃物での加工です。

加工の途中の部品です。
R0.2㎜やR0.4㎜の刃物で加工を行った金型部品がこの部品となります。
とても小さな部品です。

このような日常風景と共にアスカカンパニーでは、モノづくりを軸にデジタルやAIも活用しながら社会課題の解決に取り組んでいます。

 


Writer:とこま

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