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【省エネ法】事業者クラス分け制度にてSクラス(優良事業者)の評価を頂きました

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【省エネ法】事業者クラス分け制度にてSクラス(優良事業者)の評価を頂きました

省エネ法って何?

みなさん「省エネ法」ご存じでしょうか?
正式名称は「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」と言い、一定以上のエネルギー使用量の事業者に使用状況の報告、責任者の設置等を義務付けています。
当社は2013年に本社工場にNサイトが竣工した事により一定以上のエネルギーを使用する事業者となりました、以降この法律に従い、毎年定期報告を行っています。

法律にはエネルギーの使用の合理化の為、目標が定まっており「エネルギー消費原単位を年平均1%以上削減する」事となっています。
※エネルギー消費原単位:エネルギーが効率よく使用されているかを表す値

達成状況に応じて事業者をS~Cにクラス分けし、目標達成した事業者を優良事業者として経産省HPにて公表し、また達成状況が不十分な事業者には立入検査、指導等が課される場合があります。

 

弊社の現状と取り組み状況

弊社の状況

弊社ではエネルギー消費原単位(以降、原単位)が悪化した契機が2回ありました。
一度目は2013年の本社工場でのNサイト竣工、2度目は2018年のナレッジパーク竣工となります。
工場が新しく竣工した事で使用エネルギー量は大幅に増加したが、稼働率がまだ追い付いていない事が原単位の悪化を招きました。

弊社の取り組み

このままでは、法律で定める目標が達成できないどころか、どんどん悪化するとの危機感より、2020年より社内に「エネルギー管理委員会」を立上げました。
エネルギー管理委員会によって、定期的に会議を開き『工場毎での取組・目標』を『社全体での取組・目標』として共有する事としました。

まず取り組んだ事は、エアー圧、空調温度など『常時使用しており、かつ変更が容易で、効果が分かりやすいもの』の見直しから始め、会議にて結果内容を報告、他工場にも水平展開を図りました。
同じ様に効果があがるものもあれば、工場毎に一工夫、応用を効かせる必要のあるものもあり、新しい発見、学びとなる事もありました。

丁度、社内でもDX化推進の動きが起こっており、効果計測も兼ねて様々なものをセンシングしていく事で、無駄なエネルギーの可視化が行え、新たな取組につながりました。
以上の甲斐が有り、原単位も年々良化、2019年度より年平均6%の削減となり、優良事業者(2022年度)として公表いただきました。

経済産業省 資源エネルギー庁事業者クラス分け評価制度及び産業トップランナー制度

今後の取組について

2023年4月より法律が改正され、再生可能エネルギーへの転換も含まれる事となりました。
エネルギー使用の効率化だけでなく、脱炭素への取組も求められる事となりました。
当社でも再生可能エネルギーの導入の検討、研修会の開催など環境問題への取組も進めております。


writer:J

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