『浮かせる』ことのメリットとは
最近、ハンドソープやシャンプーなどのボトルを「浮かせる」収納をSNSでよく見かけるようになりました。
お風呂場や洗面所といった水回りでは、ボトルを直置きしておくと、カビや水垢・ぬめりが発生してしまいやすくなってしまいます。
S字フックやピンチ、ステンレスカゴを使って底面を浮かせることで、通気性をよくし、掃除もしやすくなるというメリットがあるそうです。
ボトル以外にもスパウト付パウチを吊り下げるアイデアもあります。
こちらは花王株式会社の「らくらくスイッチ」です。
商品に付属しているS字フックをパウチにあけられた穴に引っ掛けることで、お風呂場のタオルハンガーに吊り下げることができます。内容物はポンプのボタンをプッシュすることで、吐出されるような仕組みになっています。
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スパウトパウチを浮かせてみる
そこで、アスカカンパニーの開発したスパウトも「浮かせる」ことができないか?と考えました。
本来スパウトの側面にある溝は、内容物を充填する際にスパウト付パウチを引っ掛けて搬送するためものです。
今回、この溝に合うような爪を100円ショップで見つけた「シェービングホルダー」という商品を参考に、3Dプリンターでスパウトに合うホルダーを造形して取り付けました。
実際の設置
パウチ特有の扁平形状がすっきり収まるため、壁からの出っ張りが少なく、スマートな印象です。
同時に「スパウト付パウチ×ポンプ」の「自立性が低いので使いにくい」という課題もクリアしています。
このホルダーは、実際に弊社のオフィスでも使用されており、従業員の評判も上々です。
設置場所は手洗い場、中身はよく使用するハンドソープです。
数か月使っていますが、利便性だけでなく『浮かせるメリット』の掃除もしやすさも感じています。
アスカカンパニーでは、スパウト付パウチの可能性を拡げられるよう、今後も色々な開発を行っていきたいと考えております。
「こういうものは作れないか?」といったアイデアがございましたら、お気軽にお問合せください。