アスカカンパニーのQCサークル活動
弊社の屋号が京都化成工業(株)であった時代、1978年にZD活動をキックオフしました。
その後、品質管理活動としてQCサークル活動を、弊社ならではのネーミングである『MK活動』として一度も途絶えることなく継続して取り組んでいます。
キックオフから43年となる2021年3月には宮城県にある二カ所の製造拠点、東北工場とナレッジパークでは76回目の成果発表会を開催。
兵庫県にある二カ所の製造拠点、本社工場と関西工場では第85回目の成果発表会を開催いたしました。
新型コロナ禍で得たリモート技術を多用しこれまでには考えられなかった、遠距離参加型の発表会となりました。
今回のマーケットニュースではそんなMK活動についての少し詳しく御案内させていただきます。
MKの名称・基本精神『楽・正・早・安(らく・せい・そう・あん)』・運営組織
チームワークを重んじ知識を共有し解を探索する事で、従業員の能力の向上を図っていく活動です。
「安」は安くではなく「安全・安心」を意味し、身近な作業が楽に安全になる事で職場のストレスを軽減させ、論理的な仕事の組み立てへとつながっていきます。
運営委員の選抜条件は、自身のMK活動時の内容や評価が高く、かつ仕事の改善に熱意がある非管理職であることが求められます。
MK活動の管理だけでなく、社員へQCの考え方やQC手法等の教育(MK教育)、また関西地区と東北地区のMK交流会を企画し、多様ななものの考え方や技術の伝承を促進する役割を担います。
MKの役割
MK活動はこのAMS(アスカマネジメントシステム)の中で課題へのチャレンジを実践する重要ツールと位置付けられており、自分たちの身近な課題をグループワークで解決する事で「自律協働型」の風土を醸成します。
自分たちで考えて改善することにより、成長機会獲得に繋がる
MK活動というチャレンジの場が人の成長を促進する
MKの運営と期間
MK活動の基本は「みんな」で行うことにあります。
MK運営委員会により選出されたリーダーを中心にメンバー全員が活動に参加し活躍します。
MK活動が日本インダストリアル・エンジニアリング協会より表彰されました
日本インダストリアル・エンジニアリング協会(日本IE協会)さまの協会誌『IEレビュー 2019年8月1日発行の311号』に 「MK活動による継続的な改善」 ~楽・正・早・案 らくせいそうあん~ を寄稿しました。
そしてその結果、2020年9月14日に貢献賞の表彰を受けました。
現在はコロナ禍中のため、協会からわざわざ遠方の弊社まで足を運んでいただき表彰頂きました。
弊社のQCに対する熱意が外部に理解して頂けて非常に嬉しいものでした。
画像左『左から 社長 長沼、品質保証室 小林、日本IE協会さま』 / 画像右『頂いた賞状楯と目録』
コロナ禍の中でも途切れなかったMK活動
弊社のMK(QC)活動はMK成果発表会が一つの区切りですが、コロナ禍により開催が危ぶまれました。
社をあげて行う発表会は、全員参加という考えに漏れず、全員で半年の成果を確認する会でもあります。
大勢が集まるこの会はコロナ対策の3密の回避が大きな問題となりましたが、最終的にはオンラインツールを活用して、発表会場や社内の複数の会議室をつなぎ、リモート開催を行いました。
このリモート開催によって、様々なオンラインの知識を獲得したことは、新しいわが社の財産となりました。
『継続は力なり』という言葉があります。
継続させるためにはただの努力だけでなく、様々な知識・知恵を得て進化し続ける必要がありますが、弊社の中には絶えずQCによる改善の考えが息づいているからこそ今回の危機も乗り越えられたのだと思います。
MK成果発表会は通常時においては外部の皆様のご参加も歓迎しております(コロナ禍中ではお断りしております)。
ご関心がございましたら是非お問い合わせください。