前回に引き続きPDCAのサイクルを回していくと・・・
前回のブログにて、金型交換のタイムマネジメント(=時間管理)は、
・時間ではなく行動を意識して業務効率を向上させる
・行動を意識するためには、PDCAサイクルを回した時間管理を行うことが必要
とお話しさせていただきました。
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金型交換におけるタイムマネジメントアプリの開発 -その2 開発途中ですが少しだけ公開-
タイムマネジメントの基本とは 前回のブログにて金型交換アプリ開発が本格始動したことをお伝えしました。 まだまだ開発段階ではありますが、金型交換アプリの中身を少しだけ公開します。 【タイムマネジメント= ...
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プランに対して実行していく
今回は、PDCAの「Do」についてご紹介します。
「Plan」で立案された計画をもとに、金型交換の時間計測を行います。
アスカカンパニーでは、ipadで時間計測を行います。
各フェーズごと(金型取外し作業、取付け作業、原料設備の準備・設置等)の作業スタート時にスタートボタンを押し、終了時にストップボタンを押します。
・・・作業はたったこれだけです。
技量の判断・協力し合う土台になる
金型交換は、人の技量とチームワーク、そして計画性をもって取り組む工程ですので、チーム全体で計画時間に金型交換を終わらせることを目標とします。
そのため、各フェーズごとに、計画した時間を過ぎると(近づいてきたら)、協力要請をする機能もあります。
また、金型交換の進行状況は、社内ネットワーク内であれば、離れた場所・拠点からも閲覧可能なので、長時間の会議の合間に進行状況を確認し、指示をだすこともできます。
見える化による実績評価に活用可能
時間計測した結果データは、個人実績にも反映されます。
金型交換技術の数値化は難しいですが、時間計測データや検査合格率などを見える化することができるため、個人技能の評価としても使用することができます。
金型交換アプリは、業務全体の生産性向上に寄与するだけでなく、社員のモチベーションアップにも繋がります。
次回は、PDCAの改善サイクルをまわす最大のポイント、Check / Actionの部分をご紹介します。