ミキシングノズルの仕組み
WEBで検索しても見つからなかったので、この画像は世界初だと信じておきます!
おもにプラスチック成形で複数の樹脂を混合する場合、成形マシーンの樹脂を混ぜ合わせる最終部に、ミキシングノズルという、混錬性を上げる装置を取り付けることがあります。
混錬性が必要なプラスチック製品の生産には無くてはならない装置となりますが、混錬性を上げる構造は、溶融した樹脂を複雑怪奇な流路に導くことで混錬性能を達成しているのです。
この装置の強みは樹脂の混錬性を上げることですが、弱みは装置の中で炭化物を生成し樹脂に黒色物を混入させてしまう事があります。
この問題を解決することが出来るメンテナンス方法は、弊社の金型クリーニングサービスです。
マンガで解かる異物クリーニングはこちらへどうぞ!
ミキシングノズルを切断して中を確認する
前置きが長くなりました!
IPF国際プラスチックフェアー2017が11月にあるので、アスカのクリーニングを分りやすく説明をしたいね!という事で、ミキシングノズルの切断を考えました。
樹脂が入った状態ではワイヤーカットでの切断は無理なので、水での切断で完成出来ました。
お問い合わせをした多くの企業からは出来ないと断られました。
しかし、アスカカンパニー板倉の粘り勝ちで能勢鋼材株式会社さまに切断にチャレンジしていただくことが出来ました。
そうして見事に出来たウオータージェット切断面がこちら!
美しく滑らかな断面でカットされています。
白いのが樹脂ですね。
樹脂の流動方向は写真上部が成形機側、写真下部がノズル側(先端ノズルは写真にはついていませんが)になります。
こんな複雑なものだとやはり炭化異物なんかの発生は高くなりますね。
アスカカンパニーではミキシングノズルのクリーニングも引き受けております。
『金型メンテナンス』
金型と環境に優しい金型・成形補助器具のクリーニング