アスカカンパニーでは金型クリーニングサービスを行っています。
ホットランナーのマニホールドが主たるメンテナンスの対象になりますが、ミキシングノズルについても多くのご注文をいただいています。
もうすでにこのサービスを開始したのは10年ほど前。
10年間の間にクレームは一度だけありました。
内容はミキシングノズルをお預かりしてクリーニングをさせていただいたのちに成形をされた際「黒点異物がなくならない!」という事案です。
ミキシングノズルで困るのは、内部をスコープで見ることが出来ません。内面の様子は確認できないので、経験則での判断になっています。
経験則ではありますが、継続してご注文を頂けていることが効果の証だと思っています。
また、ホットランナーのマニホールドにせよミキシングノズルにせよギヤポンプにせよ、長期使用の中で中には内面が樹脂ガスによる腐食などが起きているものも。
ひどいものだと、内面がアバタ状になっていたり症状は様々です。
腐食していると、クリーニングすると樹脂で覆われていた腐食部が酸化することがあります。
そうすると結果的にはオーブンでのクリーニング中に錆の発生につながります。流路内に防錆剤を吹き付けることは困難なので、腐食→酸化→錆という事がないように、こまめなクリーニングで腐食から、大事な装置や金型を守ることにつながりますよ。