一般社員目線だからこそできた改善
アスカカンパニーでは徹底して、防虫管理を行っております。
プラスチック自体は「虫がつきにくい」素材で、虫にとって栄養源になる素材でもなく、腐ったり強く芳香するような性質も見られませんが、まれに虫の混入という話はありました。
現在の建屋はクリーンルーム化と陽圧といった工場の建屋自体の防虫設備が整っているため、虫の混入への対策は行われています。
防虫管理は、その設備と捕獲トラップなどの情報を掛け合わせて、現状の把握と今後の対策に繋げていくものでもあります。
弊社では防虫設備自体のハード面だけでなく、ソフト面でも防虫対策を行っています。
改善活動でもある弊社のQC活動『MK活動』でも防虫についての取り組みもしており、様々な対策を従業員の工夫で仕組みを作っております。
資材に付着して侵入する虫を捕獲する
虫は直接飛来したり、歩行したりして場内に入る可能性もありますが、副資材などの外部から場内に持ち込む資材に虫が止まっていて入り込む可能性もあります。
基本的にはエアシャワーやエアーがけを行っておりますが、小さな虫はエアーでは取り切れない場所にいる可能性もあります。
特にパッキンケースと呼んでいる『ダンボール箱資材』は、構造上小さな隙間があり虫が隠れられる場所が多く、エアー掛けなどでは虫を除去しにくい構造になっています。
そこで、MKで対策したのがこちらです。

遮光カーテンに包まれた資材を置くための専用ブース
パッキンケース置き場を遮光カーテンで包み、暗室を作ります。
その暗室の中に光で虫を誘う誘虫灯を付けた捕虫器を設置します。
遮光カーテンにより、外界の光がさえぎられているため、誘虫灯の効果が最大限に発揮されるようになります。
こうすることでダンボール箱資材のどこに虫が潜んでいたとしても、捕虫器で虫を確保することが可能となります。
MK活動ではこのように非常に細かい部分まで改善を行い、防虫対策を従業員の工夫で実施しております。