
日常生活における「容器の開閉」とユニバーサルデザインの必要性に関する意識調査
ペットボトルの蓋がなかなか開かない。
瓶詰めのジャムに悪戦苦闘する。
手が濡れているときにキャップが滑って回せない。
こうした容器の開閉にまつわる「小さなストレス」は、多くの方が一度は経験しているのではないでしょうか。
一つひとつは些細なことかもしれません。
しかし、毎日繰り返される動作だからこそ、その積み重ねは想像以上に大きな負担となります。
ということで今回は株式会社NEXERと共同で、全国の男女500名を対象に「日常生活における容器の開閉とユニバーサルデザインの必要性」についてのアンケートをおこないました。
「容器の開閉に関するアンケート」調査概要調査手法:インターネットでのアンケート 質問内容
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。 |
質問1:容器のキャップや蓋が「開けにくい」「閉めにくい」と感じたことはありますか?
まず、容器のキャップや蓋が「開けにくい」「閉めにくい」と感じたことがあるかを聞いてみました。

その結果「ある」が41.0%、「ない」が59.0%でした。
約4割の方が日常使いの容器に対して何らかの不便を感じた経験があるということになります。
容器の開閉は毎日何度も行う動作であるだけに、この数字は決して見過ごせるものではありません。
質問2:どのような場面でそう感じましたか?(複数選択可)
続いて「感じたことがある」と回答した方に、どのような場面でそう感じたかを聞いてみました。

最も多かったのは「手に力が入りにくいとき」で70.2%でした。
次いで「手が濡れているとき」が53.2%、「指先が痛い・疲れているとき」が24.4%と続きます。
力の入れにくさや手の状態が、容器の開閉に大きく影響していることがわかります。
質問3では、どのような場面で開けにくさや閉めにくさを感じるか、具体的に聞いてみたので一部を紹介します。
- 固く閉まっている時、手が濡れている・洗剤などが着いてヌメヌメしている時(20代・男性)
- スキンケアをしているときに手が濡れていてスキンケア商品の蓋が開けにくいとよく感じる(30代・女性)
- 新しい水のペットボトル開けるとき固くてティッシュに包んで開けている(30代・女性)
- 容器の中身が蓋にへばりついている時が一番開け閉めのしにくさを感じる。あと、手が濡れている時やベタベタしている時も。(30代・女性)
- 指を引っ掛けて上に引くと開けられるタイプのフタで、キャップ部分が狭くて指が上手く引っかからない(40代・男性)
- 前回夫が閉めたキャップは固くて開けにくいことが多い(40代・女性)
具体的なエピソードからは、単に「力が足りない」という問題だけでなく、手の状態や容器の形状、さらには家庭内での力加減の差といった、さまざまな角度からの不便さが浮かび上がりました。
ペットボトルの蓋にティッシュを使うという工夫や、中身が蓋に固着して開けられないといった声など、日常的に繰り返される小さな困りごとが多くの人に共通していることがわかります。
質問4:具体的にどのようなストレスがありましたか?(複数回答可)
続いて、「感じたことがある」と回答した方に、具体的にどのようなストレスがあったかを聞いてみました。

最も多かったのは「滑って開けにくかった」で51.2%でした。
次いで「指先や手が痛くなった」が47.3%、「開閉に時間がかかった」が41.0%と続きます。
開けにくさだけでなく、手や指への身体的な負担、そして貴重な時間が奪われるという点も、日々の不満につながっていることがわかります。
質問5:年齢や性別、身体の状態に関わらず「誰でも軽い力で扱える」ユニバーサルデザインの容器について、どの程度重要だと感じますか?
続いて、年齢や性別、身体の状態に関わらず「誰でも軽い力で扱える」ユニバーサルデザインの容器について、どの程度重要だと感じるかを聞いてみました。

その結果「とても重要だと感じる」が28.0%、「やや重要だと感じる」が44.2%で、合わせて72.2%の方がユニバーサルデザインの容器を重要だと感じていることがわかりました。
一方「あまり重要だと感じない」は11.8%、「まったく重要だと感じない」は16.0%でした。
質問6では、重要だと感じる理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
- 高齢者や普通に力が弱い人でも使える商品は増えるべきだと思うから。(10代・男性)
- いつ誰が力が弱くなるかわからないから(20代・女性)
- 料理をする時に蓋が開かないという理由だけで、誰かがそばにいてもらわないといけないという世界は嫌(30代・女性)
- 誰でも簡単に開けられるものでないと一人で暮らしている人が大半なので、困ると思う(30代・女性)
- 力の弱い人や障害者、左利きの人でも使いやすいものがあるに越したことはないから(30代・女性)
- 母からペットボトルの蓋がかたいと言われたとき、ハッとしました。(40代・女性)
注目すべきは、回答者の多くが「自分自身が困っている」という視点だけでなく、「家族や周囲の人のために」という視点でユニバーサルデザインの重要性を捉えている点です。
また、一人で開けられないことが日常の不便や不安につながる場面もあり、使いやすい容器の重要性は暮らしに直結する課題だといえます。
質問7:持ちやすく、開閉がスムーズな「高機能な注ぎ口(スパウト)」を備えたパウチ容器があれば、日常の家事負担が軽減されると思いますか?
最後に、持ちやすく開閉がスムーズな「高機能な注ぎ口(スパウト)」を備えたパウチ容器があれば、日常の家事負担が軽減されると思うかを聞いてみました。

その結果「とても思う」が19.0%、「やや思う」が46.8%で、合わせて65.8%の方が家事負担の軽減につながると感じていることがわかりました。
まり思わない」は18.8%、「まったく思わない」は15.4%です。
6割以上の方が、高機能なスパウトを備えたパウチ容器に対して、日常の家事負担を軽減してくれるという期待を寄せています。
質問8では、家事負担が軽減されると思う理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
- 容器の開閉にストレスを抱えなくなり得るから。(10代・男性)
- 瓶を開けられないときにかかる苦痛やコストは割に合わないから(20代・女性)
- タイパが良くなる。人に頼らなくてもいい(30代・女性)
- 詰め替え時によくこぼしてしまってもったいないと思うことがしばしばあるから(30代・女性)
- 開閉がスムーズだと手が痛くならないので助かる(40代・男性)
理由としては「人に頼らなくて済む」「こぼしにくくなる」「手が痛くならない」といった声が見られました。
こうした声からは、容器の開閉という一見小さな動作が、毎日の家事のなかでいかに大きなストレスになっているかが伝わってきます。
開けやすく、注ぎやすい容器は、家事の手間を省くだけでなく、「自分一人でできる」という安心感をもたらしてくれるものなのかもしれません。
まとめ
今回の調査では、約4割の方が容器の開閉に不便を感じた経験があり、そのストレスとして「滑りやすさ」「手の痛み」「時間がかかる」が上位に挙げられました。
また、ユニバーサルデザインの容器を重要だと感じる方は7割を超え、高機能なスパウト付きパウチ容器による家事負担の軽減に期待を寄せる方も65.8%にのぼりました。
アスカカンパニー株式会社は、幅広い形状のプラスチック製品を手掛ける射出成形の専門企業です。
樹脂選定から製品形状、金型設計に至るまで、包括的な提案を行い、お客様に最適な製品を提供しています。
ユニバーサルデザイン製品もご用意しております。
使いやすい容器づくりをご検討の際は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
< 記事等でのご利用にあたって >
- 引用元が「株式会社NEXERとアスカカンパニー株式会社による調査」である旨の記載
- 本記事(https://askacompany.co.jp/plastics/domestic-market-sample/27251/)へのリンク設置




