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マテリアルリサイクルの実証検証|お客様との共同開発で見えた品質と課題

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マテリアルリサイクルの実証検証|お客様との共同開発で見えた品質と課題

アスカカンパニーは、プラスチック廃棄を減らす取り組みの一つとして『マテリアルリサイクル』に注力しています。
これは、生産プロセスで生じたロス材等を社内で粉砕し、再び原料として新たな製品を生み出す手法です。
欧州のPPWR(包装・包装廃棄物規則)によるリサイクル材の使用義務化の動向など、世界的にリサイクル材活用の義務化が進む中、アスカカンパニーでは自社製品であるASシリーズを対象とした試作を積極的に実施してきました。

過去のマテリアルリサイクル記事はコチラ

AS18パウチスタンド

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2026/1/21

新たな挑戦!品質保証のための廃棄プラをマテリアルリサイクル

プラスチックのマテリアルリサイクルに挑戦し続けています アスカカンパニーは、プラスチック廃棄を減らす方法の一つとして『マテリアルリサイクル』に力を入れています。 マテリアルリサイクルとは、プラスチック製品の生産プロセスで生じた生産ロス等を社内で粉砕したものを原料として、新たなプラスチック製品を生み出すリサイクル方法です。 弊社では生産ロスには「必要ロス」と「不要ロス」の2種類があると考えています。 「必要ロス」とは、品質を維持するために必要なもので、生産する上で必ず発生するロスの事を指します。 「不要ロス ...

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ペットボトルキャップを樹脂ペレットへ成形

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2025/11/12

リサイクルポリエチレンでの成形品試作

2ピースキャップの環境樹脂活用方法 弊社開発中であるAS5オーバルキャップでリサイクルポリエチレンを使用して試作を行いましたのでその内容についてご紹介します。 AS5オーバルキャップはキャップが2パーツ(外キャップと内キャップ)となっています。 2パーツにすることで外キャップを環境対応樹脂、内キャップを汎用樹脂にでき内容物と環境対応樹脂品との接触を防ぐことができます。 今回は外キャップをリサイクルポリエチレン樹脂を使用し試作を行いました。 ペットボトルのキャップをリサイクルした樹脂 今回使用したリサイクル ...

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2025/7/16

バイオマスプラスチックはマテリアルリサイクルできるのか? その3

シリーズ3回目は『お客様に見ていただいたあとの反応編』 バイオマスプラリサイクルシリーズの初回では、バイオマスプラスチックを用いたマテリアルリサイクルに初めて取り組むことになった背景についてご紹介しました。 そして、前回のブログ(その2)では、その続きとなる試作・評価編をお届けしました。 第3弾となる今回は、お客様の反応編をお届け致します。 アスカカンパニーのマテリアルリサイクルのおさらい アスカカンパニーの事業所で管理するマテリアルリサイクルは2種類あります。  生産プロセス内でのマテリアルリサイクル ...

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バイオマスプラを使用したCCI-LIDとリサイクルされたCCI-LID成形品

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2025/6/18

バイオマスプラスチックはマテリアルリサイクルできるのか? その2

前回のブログでは、バイオマスプラスチックを用いたマテリアルリサイクルに初めて取り組むことになった背景についてご紹介しました。 今回は、その続きとなる試作・評価編をお届けします。 いよいよ試作へ まずは、バイオマスプラスチックでの成形品を粉砕し、再度製品として成形してみました。 成形条件は若干の調整が必要になりましたが、大きな問題なく試作品を作り上げることができました。 試作品に見られた変化 今回の試作では、通常の原料にバイオマスプラスチック成形品の粉砕片を15%混合して成形を行いました。 外観の評価 完成 ...

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バイオマス樹脂のパッケージ

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2025/4/16

バイオマスプラスチックはマテリアルリサイクルできるのか? その1

新たなマテリアルリサイクルに挑戦 今までアスカカンパニーでは、循環型社会の実現を目指してプレコンシューマー材を用いたマテリアルリサイクルに挑戦してきました。 いくつかの製品・原料で試作を行い成功しましたが、今までに試作したものは全て石油由来原料でした。 今回は「バイオマスプラスチックのマテリアルリサイクル」に挑戦します! マテリアルリサイクル・プレコンシューマー材についてはこちら 身近な存在になりつつあるバイオマスプラスチック 植物など生物由来の資源を原料として作られる『バイオマスプラスチック』。 環境へ ...

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これまでの試作は概ね良好な結果が得られていました。
しかし、軽量化やバイオプラスチックに比べると、マテリアルリサイクルは「環境対応」としてのメリットが伝わりにくいという課題もあり、実際の製品採用は一部に留まっていました。
そんな時、弊社と取引があるお客様から「マテリアルリサイクルの試作をしたい」との打診をいただきました。
これまでの知見を活かせる良い機会であり、マテリアルリサイクルに関するニーズや課題など、自社製品の試作だけでは分からなかった気づきを得られるのではないか?という期待もあり、協力させていただくことにしました。

 

2段階の検証プロセス

今回、試作に使用したのはチューブ容器に使用される「スクリューキャップ」です。
使用する材料やリサイクル材の配合比率が成形性や寸法・機能にどう影響するかを確かめるため、2段階で試作を行いました。

 

1回目:同一製品のリサイクル材による検証

まずは、「同一製品・同一色」のロス材のみを回収・粉砕して使用しました。
水準は「バージン材70%+リサイクル材30%」と「リサイクル材100%」の2パターン。
これらを黒色に着色して成形したところ、成形性・寸法・機能ともに現行と同等であることが確認できました。

 

2回目:複数製品が混在したリサイクル材での検証

続く2回目の試作では、「製品・色調が混在した状態」のロス材を使用しました。
1回目と同様の水準で試作を行い、こちらも特に問題はありませんでしたが「寸法」についてある傾向が見られました。
2回目は様々な製品が混在していることから、使用されている樹脂のグレードも混在しています。
検証の結果、「製品中に含まれる特定の樹脂グレードの割合が変化するほど、ある部分の寸法が小さくなる」という傾向があることが分かったのです。

今回の試作では問題になる変化ではありませんでしたが、変化があった箇所は気密性に関わる部分であるため注意が必要です。
今後リサイクル材の実用化を検討する上で非常に重要な結果が得られたと感じています。

左から、通常樹脂、リサイクル材30%、リサイクル材100%にて成形

※リサイクル材に使用した製品の色が混在して完全な黒色ではないが、濃色のため注意深く見比べて判別できるかどうかのレベル
現物より写真の方がまだ分かりやすい。

試作結果でわかったことは

2回の試作を通して分かったことは、「グレードが統一されていないリサイクル材でも現行品と遜色ない品質の製品ができる可能性が高い」ということです。
それに加えて、樹脂グレード割合による寸法傾向に気付けたことも大きな収穫でした。

リサイクル材は一様に「品質が安定しない」「成形性が悪い」というイメージがあります。
今回の試作によって、リサイクル材特有の変動の予測が可能であること、また適切な条件を揃えることで安定した生産ができるという期待を持つことができました。
これらは自社で1度試作しただけでは得られなかった知見ですので、お客様と協力して検証できたことの成果であると感じています。
今後はチューブとのキャッピングテストや経時での機能性評価などを実施し、採用への可能性を探っていきたいと考えています。

自社製品でマテリアルリサイクル試作をしたいとお考えの方。
具体的な構想はないけれど内容に興味がある方。
などなど、弊社マテリアルリサイクルの活動が気になる方は是非、アスカカンパニーまでお気軽にお問い合わせください!


Writer:のっちー

 

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