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プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律施行その後

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プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律施行その後

法律が施行されて感じられる変化は?

プラスチックに関する新しい法律である、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されてから約3か月が経過しました。
その間日常生活を送る中で、何か変化を感じられることはあったでしょうか?

そう言えば、「スプーン(プラスチック製)はお付けしますか?」と以前よりも意思確認されるようになったり、スプーンやフォークが有料になったり、プラスチックのパッケージをよく見るとバイオマスマークをよく見かけるようになったり・・・など、思い当たることがあるのではないでしょうか。

この法律は、消費者に対して「環境に配慮した製品を選び」、「使い捨てされるプラスチック製品のゴミを減らし」、廃棄する時には「分別」(リサイクルへ協力)することを推進するものです。

 

法律に従って実際に変わっていることは?

この法律が施行される前、メディアでは買い物袋のように特定プラスチック使用製品である12製品が有料になる!と取り上げられることが多かったのですが、法律ではそれも一つの選択肢、として挙げられてはいるものの有料にすることを定めてはいません。

まず、特定プラスチック使用製品は、使い捨てされるものとして無償提供されているフォーク、スプーン、テーブルナイフ、マドラー、飲料用ストロー、ヘアブラシ、くし、かみそり、シャワーキャップ、歯ブラシ、ヘアブラシ、ハンガー、衣類用カバーです。
従来有料となっているものや、繰り返し使うものや、製品の一部になっているものは含まれません。

それらの製品に対して、以下のような方法の中からいずれかを選択し、提供事業者として廃棄物となる量を減らす取組みをしているのです。

  • 有料化
  • 12製品を使用しない場合に景品やポイント等の提供
  • 要・不要の意思確認を行う
  • 薄肉化や軽量化(寸法の最適化含む)
  • 環境に配慮した材料への変更(再生プラ、再生可能資源など)
  • 繰り返し使用可能な製品の提供

いずれかを選択できるので『あのお店は有料になったけど、このお店は変わってない(要不要の意思確認はされるけど無償で提供してもらえる)』だったり、これまでは部屋に置いてあったアメニティーグッズをフロントで自分が必要なものを持って行くスタイルに変わったホテルもあれば、今まで通り部屋に置いてあるけれどバイオマスマークがついている、回収BOXに入れるようになっている所もあるなど、何かしらの変化が起こっているのが現状です。

 

アスカカンパニーはどう変わった?

では、消費者の立場ではよくわからない変化はあるのでしょうか?

アスカカンパニーは、この法律上ではプラスチック使用製品製造事業者排出事業者の2つに該当します。

プラスチック使用製品製造事業者としては、ブランドオーナー様と一緒に製品を作り込んで行くためには時間を要するので、すぐに製品化!というわけにはいきません。
現在はお客様の方針に合わせ、製品の減量化や再生プラスチックやバイオマスプラスチックの採用について検討を進めています。

その他、将来的に選択肢になりえる材料の情報を集約したり、市場調査をしたり、3Dプリンターでモデル評価をしたりとお客様のニーズに合った提案ができるようにも努めています。
排出事業者としては、排出抑制と再資源化が求められています。そして、前年度の排出量と抑制や再資源化の状況を公表するように努めなくてはいけません。
これについては、前年度の集計をするとともに、どのような様式で公表するのが良いかを検討しています。

法律施行から3か月程の現状は、まだ法律の基本的な考え方を普及啓発している段階にあたり、これからも少しずつプラスチックとの付き合い方は変わっていくことが予想されます。
アスカカンパニーは、プラスチック使用製品製造事業者と排出事業者としての義務を果たすとともに、社会のニーズに応えられるように努めて参ります。

 

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