データ計測は『安定』から
製造業の品質保証としては、異物やショートもさることがながら、安定した寸法も要望されています。
特に寸法測定はノギスと人間の手で測るものから機械を使ったもの、画像処理を使って細かく測定が出来るものなど、様々な方法を用いて検査をしています。
様々な手段によって行われる検査は、増えることはあっても減ることはありませんね。
検査は沢山のデータの蓄積
ビックデータと騒がれているホットなキーワードがありますが、測定もビックデータの一端です。
製品となる成形品の測定は、一個の製品に対して何個も何か所も条件を合わせて測定します。
それが型番毎、1日に2回や3回、成形機毎、または違う製品等々をそれが何年にも及ぶデータが並ぶことになります。
それらは目が回るほどのデータ量となりますが、それらも『安定した条件でのデータ』でなければビッグデータとして解析対象にすることもかないません。
数値で管理するためには安定した測定方法が重要
測定精度と測定工数というのが常に問われるこの技術。
QC活動を軸に会社運営を行っているアスカカンパニーでは、みんなが数値管理にこだわっています。
安定した数値を出すにはどうしたらよいか。
人や機械を変えたときのばらつきの発生を抑えるにはどうしたらよいか。
作業を簡単にしたり、測定工数をへらしつつも、測定数値が変わらない方法は。
さまざまなことを盛り込みつつ正しい数値管理の手段を考えていると、やはり測定のキーは治具(ジグ)だということにたどり着きます。
治具(ジグ)のアイデアが、精度もよくなりつつ工数を減らす手段の重要なキーになります。
寸法測定は治具が大切
こんなアイデアもアスカカンパニーはお客様へ提供します。
弊社の測定治具開発者には叱られますが、下の写真のような治具を使ってアスカでは測定の運用を行っています。
難しい形状をした治具に見えますが、ステージへの配置や固定の安定性、外すときの容易性など使いやすさも考慮するとこのような形状になりました。
3Dプリンタを活用して、今まで培ったノウハウと作業者の作業の簡便さを詰め込んだ治具です。
これまで培ったノウハウを基礎に測定から治具開発までのご相談を承り、お見積りまでさせていただきます。
現在お客様がお持ちの測定装置向けでの治具開発をいたします。
寒波がやってきていますが、健康管理は生活の基本!風邪などひかれませんように。