アスカカンパニーのインラインカメラ
写真は弊社の生産現場で動いているインラインカメラ(画像処理検査カメラによる自動搬送&検査ライン)の様子です。
様々な形状の製品を制作させて頂いているのと同じく、インラインカメラにも様々なパターンがあります。
この製品では16個の製品が一度に生産され、取出機でコンベア上に移載されます。
コンベア上に投下された16個の製品は、4個×4列の状態で流れていきます。
金型から製品を取り出したままの状態では、金型の製品配列の関係から複数列に並んでいます。
カメラ検査を行うためには、製品がカメラの前を通過する必要がありますが、コンベア上の製品の流れが4列であればカメラは4台、2列になればカメラが2台必要になります。
カメラ検査の設置台数を減らすためには、このコンベアを流れる列を少なくしていく必要があります。
ロボットなどの機械を用いて並べればいい、と思われるかもしれません。
ただ、そこにはまたコストという壁があります。
また容易にメカニカルな機構を活用するのも知識と経験ある人材やメンテナンスなどの連続した管理が必要になってきます。
これらにもやはりコストがかかります。
そこでアスカカンパニーでは、製品がコンベア上を流れていく最中に自動的に並びが変更されるような仕組みを活用しています。
一見だの樹脂の棒や円が配置されているだけに見えますが、製品たちが詰まることなくうまく流れるように、バランスを取って配置されています。
この写真の製品の場合は4列を2列に並びを変更しています。
アスカカンパニーのノウハウにおいては、4列から2列への変更程度ではピックアンドプレイスなどのメカ機構を使用する必要もないのです。