QTTA容器に使われている技術を見てみよう
市場サンプルで、インスタントラーメンのカップがインジェクション成形で作られているカップがあります。
「QTTA」というカップラーメンです。
今回は、弊社の製品ではありませんがこのカップを徹底的に解剖したいと思います。
実はアスカにも同じような技術が・・・?
QTTA容器に使われている技術
インジェクション容器をインスタントラーメンに使う時に障害となるのが、「お湯の熱」です。
カップヌードルなどの、容器ですと発泡容器をつかうことで断熱しますが、インジェクション成形になると設計で工夫をしないと断熱することはできません。
QTTAでは、カップを二重にして空白部分を設けることで断熱効果を狙っています。
ちょうど魔法瓶のようなイメージで熱を空気の層で断っています。
QTTAの容器を分解するとこんな感じです。
見事に二重になっています。
ちょうどこの内容器と外容器の間部分が空気の層になります。
他にも、容器上部と、容器下部で形状が丸から四角になっています。
ニュースによると・・・。
3.持ちやすく、存在感のある新容器
新しく採用した容器は、底に向かうにつれ四角い形へと変化させ、持ちやすくスタイリッシュなデザインに仕上げています。また、フィルム印刷を採用しているため発色が良く、店頭でも目立ちインパクトがあります。それぞれ金色・銀色・銅色をベースに、食べ終わった後の満足感をイメージさせるイラストを加え、遊び心のあるパッケージに仕上げました。
この工夫は持ちやすさを求めての設計のようですね。
ちなみに私は手が大きいので、丸い部分を掴んで食べていましたので、今度からは下の四角い部分を持つようにします。。。
アスカカンパニーにもある『二重容器』
実はアスカカンパニーにも二重容器の技術があります。
こちらは試作型ですが、内容器と外容器を超音波溶着して二重容器にしています。
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プラスチックをくっつける技術。
超音波溶着 前回、二重容器について紹介させていただきました。 カップが二重になっているという特徴だけの紹介をさせていただきましたが、実はカップを二重にするために「超音波蒸着」という技術が使われています ...
隙間に印刷物を封入することで、オフセット印刷ともインモールドラベルとはまた違った表現をしています。
特徴的なのは底にも装飾を施すことができます。
他にも同じような技術を使った容器の実績もありますので、またご紹介させていただきたいと思います。