事前検証用の試作金型
アスカカンパニーではヒンジの形状(ヒンジキャップの開閉を行う部分)を開発する際に、ヒンジ部のみの試作型を起こしスナップ感などを事前検証する場合があります。
※すべての開発で行うわけではありません。
流動性をPCで確認する研究も行っていますが、実際にできたものがどのような手触り、動きを持つものなのかを知るにはこういった試作を行う必要があります。
こちらの写真がヒンジ部だけの試作金型となります。
ヒンジ部のみの試作品で、成形性を確認するというよりは、機能面を確認する目的で製作いたします。
ヒンジ部のバタフライの形状やヒンジ間の距離など、様々なファクターが相互に影響し合いスナップ感や閉じるときの感触が大きく異なってきます。
実際の使用感は3Dプリンタモデルだけでは難しい
スナップ感などのヒンジの機能は直接的にキャップの使用感にかかわるところになります。
そのため、設計部内で十分に検討するだけではなく、ヒンジ部のみを設計・検証して実物を目で見て触りながら、より使いやすいキャップを研究開発しております。
ワンタッチでオープンするといったアイデアで、キャップの使用感を上げることも行われると同時に、開き方のスムーズさや手にあたる小さな感触などにも気を付けて、非常に繊細な設計と成形による使い勝手を改善しております。
このような開発技術を通じて、奇抜な形状や一発だけのアイデアではなく、確かな技術と経験によりお客様の使いやすさを重視した改善を続けております。
ヒンジキャップでお困りの方はぜひお気軽にお問合せ下さい。
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