アスカカンパニーのインラインカメラの活用
今回のマーケットニュースはインラインカメラの不良排出データの集計について、アスカオリジナルのシステムをご紹介致します。アスカのインラインカメラ検査では、黒点異物から致命欠陥のショートショット(形状不良)まで、様々な検査を行っております。
インラインカメラ検査では3つのタイプのカメラ検査を運用しております。
①多方面よりカメラ検査を行い、外観全周の確認を行うカメラ
②致命欠陥を100%保証するカメラ
③製品の傾向を管理する事により、生産の安定性を確認するカメラ
これらを使い分けることにより、お客様からの要求品質が満たせるよう開発を進めております。
その中でも不良排出データの集計システムを今回のマーケットニュースでご紹介します。
集計システムの構成について
カメラ検査機から出力されるデータは一旦データベースへ記録されます。
製品マスタなどの登録情報からデータベースのデータを紐付していきNG判定項目一覧、グラフを表示します。
アスカインラインカメラ集計システムの特徴
●不良排出の見える化!
排出データを管理図でグラフ化することにより、
一目瞭然で生産の安定性を確認することが出来ます。
見える化することで、製造業務と検査業務の
情報の共有化を行い、効果的な生産管理を行うことができます。
●リアルタイムで生産状況を確認!
排出データは、後で集計するのではなく、
リアルタイムにデータの集計を行い、ケース毎の不良数をグラフ化します。
リアルタイムのデータを見るだけでなく、統計データを確認することももちろん可能です。
●トレサビリティーに優れた集中管理!
ネットワークを構築し、データベースによる集中管理を行っています。生産データを記録しておくことで、
トレサビリティー強化にもつながっています。
排出された不良品の写真を残しておき確認出来る機能もありますので、いつでも過去の不良内容を確認することができます。
インラインカメラの開発は継続して行っておりますが、新たに成形機のログ解析の開発を行っており、新しいチャレンジに向けて様々な事に取り組んでおります!
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