IoT・AI技術

カメラ検査のネットワーク全体を監視するMyCiS(画像検査統計表示システム)

  1. HOME >
  2. 機器・システム >
  3. IoT・AI技術 >

カメラ検査のネットワーク全体を監視するMyCiS(画像検査統計表示システム)

画像検査カメラをどのように活用するか

画像処理によるカメラ検査をしていても、実際はOKとNG判定を行いとりあえず不良品の排出をしていればいいという検査ラインの運用をしていることが多くありませんか?
弊社も画像処理検査カメラの導入当時はそういうカタチで取り組んでいました。
不良と判定されたものを確認したり、実際にあった不良品のデータを蓄積させていくと何となく『偏っているのでは?』という感覚が生まれました。
そうして、画像検査カメラは検査結果のデータ排出が可能のため、それらを蓄積して並べ、まとめてみることで実際に不良の発生タイミングが偏っていることなど、目に見えてわかることがたくさんあることに気づきました。
そうやってカメラ検査は検査ラインだけの運用だけでなく、排出されたデータの解析が重要だと認識していきました。

データは蓄積して解析する

今現在や過去の生産状況や状態を俯瞰して見る、ということもデータをまとめて見せることで可能となります。
1個1個の不良品が排出されていることは非常に大切なことですが、木を見て森を見ずという言葉のように、1日の流れや1月の変化といったような大きなトレンドを見ることも重要なことです。
また、もっと深く見ていくと画像処理の結果として「製品にどのようなことが起きているのか?」といったことも気になってきます。
こういったことに対して、過去から現在に至って保存された数々の連続したデータと不良の画像を確認することで様々なことが見えてくるようになります。
1日1日の積み重ねによるデータを活用すると、要因解析を容易にし問題解決や事前の対策、発生の予防に結びつけることも可能です。

データを誰でも判る形で見える化する重要性

これらを行うためにMyCiS(My Camera information System)は生まれました。
カメラ検査機をIoT活用し、検査データを専用サーバにリアルタイム蓄積させ、それらのデータを解析できるようにグラフ化して表示するシステムです。
ネットワークで接続されているのでどこにいても解析作業が可能です。
発生した不良画像も蓄積しており、データと紐づけて表示するので、直感的にデータの確認ができ『誰でも簡単に情報が確認できる』という良さがあります。
将来にはMyCiSに機械学習を搭載し、実生産ラインでのデータを元に不良の発生要因などの起きる出来事を予知することも可能だと考えています。
工場見学の際にはこれらMyCiSのご紹介もさせて頂いています。セミナーにてカメラ検査の設定やデータ確認の方法をご紹介

成形現場内に入って、IoTやICTなど各種デジタルツールの運用と活用と、活用できる人材の育成方法を実際に体験しながら学べるセミナーがあります。
アスカカンパニーのノウハウをご覧いただき、意見の交換や質問などを自由に行える『1企業様のみのプライベートセミナー』となっています。

-IoT・AI技術
-, , ,