新たなマテリアルリサイクルに挑戦
今までアスカカンパニーでは、循環型社会の実現を目指してプレコンシューマー材を用いたマテリアルリサイクルに挑戦してきました。
いくつかの製品・原料で試作を行い成功しましたが、今までに試作したものは全て石油由来原料でした。
今回は「バイオマスプラスチックのマテリアルリサイクル」に挑戦します!
マテリアルリサイクル・プレコンシューマー材についてはこちら
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アスカカンパニーが考えるマテリアルリサイクル
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身近な存在になりつつあるバイオマスプラスチック
植物など生物由来の資源を原料として作られる『バイオマスプラスチック』。
環境への取り組みが活発になってきた昨今、私たちの周りでもバイオマスプラスチックを使ったものを見かけることが多くなりました。
レジ袋やスプーン・ストローなど、実はバイオマスプラスチックが使われているものも多いんです。
みなさんもこのようなマークを見たことがあるのではないでしょうか?
バイオマスマーク
生物由来の資源を利用した商品に表示できるマーク。
バイオマス度10%以上、5%刻みで表示可能。
バイオマスプラマーク
製品中のバイオマスプラスチック度が25wt%以上の商品に表示できるマーク。
消費者に、石油由来製品と識別してもらうことを目的としている。
25・50・75・90%の4段階で表示可能。
バイオマスプラスチックを活かすには
アスカカンパニーでも、環境対応として原料にバイオマスプラスチックを使用している製品があります。(※バイオマス・バイオマスプラマークは付いていません)

実際のバイオマスプラスチックの原料袋
環境対応原料でも、石油由来原料と同じように生産中の加工ロスは出てしまいます。
せっかくのバイオマス資源から作られた製品をそのまま廃棄するのはもったいない!ということで『バイオマスプラスチックもマテリアルリサイクルできないか?』という声が挙がりました。
前述した通り、バイオマスプラスチックのマテリアルリサイクルは初めてなので、粉砕・成形・寸法・機能などに予期せぬ課題が起こるかもしれません。
一つ一つクリアしながらバイオマスプラスチックのマテリアルリサイクルを実現し、アスカカンパニーの製品としてご提供できるように取り組んでいきたいと思っています。
今後、続報もお伝えしますのでお楽しみに!
Writer:のっちー