マテリアルリサイクルに挑戦中！

社内で行うマテリアルリサイクルの『プレコンシューマー材』の取り組みを続けています

このプレコンシューマ材を積極的に活用し、アスカカンパニーの製品としてご提供できるようにしようという取り組みになります。

前回のおさらい

の続編です

以前の『マテリアルリサイクルのテスト販売品』について

2023/8/23のブログにて、100％プレコンシューマー材のヒンジキャップをテスト販売するとご案内しました。
このヒンジキャップ、実はまだ在庫がございます！
環境対応製品ですが現行品とほぼ同等の機能性がございますので、興味を持っていただけましたら、是非お問い合わせください。

マテリアルリサイクル Vol.2

自社製品を対象としたプレコンシューマー材を用いたマテリアルリサイクルはアスカカンパニー社内で完結できるため、軽量化（設計変更）や環境対応樹脂採用（原料変更）と比べると取り組みやすい課題です。
そのため、アスカカンパニーの自社製品である「ASファミリー」においてこの取り組みを加速させていこうと思っています。
そこで、第2弾として「AS18フィンガーフック」のマテリアルリサイクルに取り組みました！
AS18フィンガーフックについて詳しくは下記をご覧ください。

マテリアルリサイクルをするには、まずプレコンシューマー材を入手しなくてはいけません。
ヒンジキャップを試作した時は現行品と同じ銘柄のプレコンシューマー材を確保することが難しく、機能性を確保するのに苦労した経緯がありました。
今回、フィンガーフックに使用する銘柄は他の製品でも多く使用されているため、現行品と同銘柄のプレコンシューマー材を使用する事ができます！
それにより、機能性を現行品に近づけることが容易になります。

実際に試作してみました

今回のプレコンシューマー材は白色の製品を元とする材料となります。
そのため、その原料をそのまま使用して成形するだけで白色の製品ができあがります。
光にかざすと色調が若干薄いことが分かりましたが、透け感があるほどではなく、じっくり見なければ分からないレベルです。

次に、このプレコンシューマ材に黒の着色剤を入れて成形してみました。
粉砕片が元々白いため、黒の着色剤を入れるときれいな灰色になることもありますが混ざり方によってはマーブル模様が出現します。
どのような模様になるのか3水準でテストしてみました。

フィンガーフックの持ち手部分のマーブル模様

水準②で一番マーブル感が出ているように見えます。
このマーブル模様は全ての成形品で同じような形にはなりますが、完全に一致することなく毎回違った風合いを見せてくれます。
今後も着色剤や比率を変更して、どのような模様ができるのか検証する予定です！
現行品と同銘柄のプレコンシューマー材を使用したことで寸法や機能性は現行品と同等になっており、使用感も同等です。
ご興味がございましたら、アスカカンパニーのセールスまでお問い合わせください。

まだまだ対応製品を増やしていく予定です。第3弾以降の紹介もお楽しみに！

Writer:のっちー