
「環境にやさしい」とパッケージに書かれているだけで、その商品を手に取る人はどれくらいいるのでしょうか。
プラスチック削減やリサイクル素材の活用は、いまや多くのメーカーが取り組む共通のテーマとなっています。
しかし、そうした地道な取り組みが、実際に消費者からの信頼や購買行動にどこまでつながっているのかは、見えづらい部分も少なくありません。
そこで今回は株式会社NEXERと共同で、全国の男女500名を対象に「環境配慮パッケージとブランドへの信頼度」についてのアンケートをおこないました。
| 「環境配慮パッケージとブランドへの信頼度に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート 調査期間:2026年6月6日 ~ 6月9日 調査対象者:全国の男女 有効回答:500サンプル 質問内容: 質問1:化粧品や日用品を購入する際、パッケージの「環境への配慮(プラスチック削減、リサイクル素材の使用など)」を意識して商品を選んだことはありますか? 質問2:その理由を教えてください。 質問3:従来の硬質ボトル容器と比べてプラスチック使用量を大幅に削減できる「スパウトパウチ(注ぎ口付きの詰め替え型パウチ容器)」を採用しているブランドに対して、どのような印象を持ちますか? 質問4:容器のパーツ(キャップやスパウト部分)に「植物由来のバイオマスプラスチック」が採用されていることを知った場合、そのブランドへの信頼度や購買意欲は変化しますか? 質問5:環境対応が進んでいる製品を選ぶ際、単に「エコであること」だけでなく、「使いやすさ(機能性)」も両立していることは重要だと思いますか? 質問6:そのように考える理由を教えてください。 ※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。 |
質問1:化粧品や日用品を購入する際、パッケージの「環境への配慮(プラスチック削減、リサイクル素材の使用など)」を意識して商品を選んだことはありますか?
まず、化粧品や日用品を購入する際に、パッケージの「環境への配慮」を意識して商品を選んだことがあるかを聞いてみました。

その結果、「何度もある」が20.4%、「一度はある」が13.8%で、合わせて34.2%の方が環境配慮を意識して商品を選んだ経験があることがわかりました。
一方で「選んだことはない」は65.8%にのぼっています。
「選んだことはない」が多数を占めるものの、約3人に1人は環境配慮を商品選びの判断材料にしていることがわかります。
環境配慮パッケージは、一定数の消費者にとって、ブランドや商品を選ぶ確かなきっかけになっているといえそうです。
質問2では、選んだことが「ある」理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
- 環境が大切だから。(20代・女性)
- 同じなら環境保護の製品の方が良いから(20代・女性)
- リフィルのほうが安いから。(30代・女性)
- ゴミを減らしたいから(40代・男性)
- パッケージにコストをかけすぎていたり、これからの未来どのように考えているブランド、メーカーなのかも買う価値に入るから(40代・男性)
「環境が大切だから」「ゴミを減らしたいから」といった、環境意識に根ざした理由が多く見られました。
加えて「リフィルのほうが安いから」という声もあり、環境配慮だけでなく、経済的なメリットが商品選択を後押ししている様子もうかがえます。
さらに、環境への取り組みそのものを通じて、企業やブランドの姿勢を評価している人も見られました。
環境配慮パッケージは単なる包装上の工夫にとどまらず、ブランドの価値観や信頼性を伝える要素として受け止められているようです。
質問3:従来の硬質ボトル容器と比べてプラスチック使用量を大幅に削減できる「スパウトパウチ(注ぎ口付きの詰め替え型パウチ容器)」を採用しているブランドに対して、どのような印象を持ちますか?
続いて、従来の硬質ボトル容器と比べてプラスチック使用量を大幅に削減できる「スパウトパウチ(注ぎ口付きの詰め替え型パウチ容器)」を採用しているブランドに対して、どのような印象を持つかを聞いてみました。

その結果、「好印象を持つ」が22.2%、「どちらかといえば好印象を持つ」が17.0%、「時代に合った先進的なブランドだと思う」が15.0%、「環境への意識が高く、とても好感の持てるブランドだと思う」が13.6%でした。
これらを合わせると、67.8%の方が何らかの好意的な印象を持っていることになります。
一方で「あまり印象は変わらない」は32.2%でした。
容器の選び方は、単なる機能面の工夫としてだけでなく、企業の姿勢や価値観を映し出す要素として、消費者に受け止められていることがうかがえる結果となりました。
質問4:容器のパーツ(キャップやスパウト部分)に「植物由来のバイオマスプラスチック」が採用されていることを知った場合、そのブランドへの信頼度や購買意欲は変化しますか?
続いて、容器のパーツ(キャップやスパウト部分)に「植物由来のバイオマスプラスチック」が採用されていることを知った場合、そのブランドへの信頼度や購買意欲は変化するかを聞いてみました。
バイオマスプラスチックとは、植物などの再生可能な資源を原料にしたプラスチックのことです。

その結果、「どちらかといえば高まる」が35.2%、「信頼度・購買意欲ともに高まる」が11.2%で、合わせて46.4%の方が前向きに変化すると回答しました。一方で「変わらない」が30.6%、「どちらかといえば変わらない」が23.0%でした。
キャップやスパウト部分は、普段あまり意識されにくい小さなパーツです。
それでも、素材へのこだわりを知ることで評価が変わる人が一定数いることから、見えにくい部分の環境配慮であっても、ブランドの印象に影響を与える可能性があるといえます。
質問5:環境対応が進んでいる製品を選ぶ際、単に「エコであること」だけでなく、「使いやすさ(機能性)」も両立していることは重要だと思いますか?
最後に、環境対応が進んでいる製品を選ぶ際、単に「エコであること」だけでなく、「使いやすさ(機能性)」も両立していることは重要だと思うかを聞いてみました。

その結果、「とても重要だと思う」が40.2%、「やや重要だと思う」が39.0%で、合わせて79.2%の方が両立を重要だと考えていることがわかりました。
「あまり重要ではない」は11.0%、「まったく重要ではない」は9.8%にとどまっています。
質問6では、重要だと思う理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
- 使いやすさをメインに選びたいから。(20代・男性)
- そうじゃないと、使い続けられないから(20代・女性)
- 買う方も罪悪感なく買える。素敵な取り組み。(20代・男性)
- 環境に配慮されてても、使いづらければ使用を継続することはできないと思うから。(30代・女性)
- エコばかり気にして使いづらいのでは本末転倒だから(30代・女性)
- 使いやすいものでなければ普及につながらないと思うから(40代・男性)
「使い続けられること」を重視する声が多く見られました。どれほど環境に配慮された製品であっても、使いづらければ継続的な利用にはつながりにくいと考える人が多いようです。
また、「普及につながらない」「本末転倒」といった声からは、エコであることだけでは不十分で、日常的に使いやすいことこそが、選ばれ続けるための前提になっていることが読み取れます。
環境配慮と機能性の両立は、消費者に受け入れられる製品づくりにおいて欠かせない視点といえるでしょう。
まとめ
今回の調査では、環境配慮を意識して商品を選んだ経験がある人は34.2%でした。
また、スパウトパウチを採用しているブランドに好印象を持つ人は67.8%、エコと使いやすさの両立を重要だと考える人は79.2%にのぼることがわかりました。
環境への配慮は、ブランドの印象を高める要素になっているといえます。
ただし、その評価を実際の購買につなげるには、「使いやすさ」も欠かせません。
環境にやさしく、使い勝手にも配慮されたパッケージを選ぶことは、毎日の暮らしと地球の両方に配慮した選択につながるのではないでしょうか。
アスカカンパニー株式会社では、包装容器に関わるプラスチックのモノづくり(製品の設計・開発・製造)を行っています。
スキンケア・ヘアケア製品向けのボトル用キャップや、パウチ用スパウト(注ぎ口)など、包装容器を支える多彩なプラスチック成形品を、高品質かつ安定した品質でご提供しています。
また、「最後まで使い切れる」「詰め替えやすい」「捨てやすい」といった使いやすさを追求するとともに、モノマテリアル化や軽量化、バイオマスプラスチック・リサイクル材の活用など、環境に配慮したパッケージソリューションの開発にも積極的に取り組んでいます。
機能性と環境性能の両立を目指したものづくりを通じて、お客様の製品価値向上と持続可能な社会の実現に貢献します。
環境対応パッケージに関するご相談は、ぜひアスカカンパニーまでお問い合わせください。
キャップやスパウトをはじめ、様々な包装部品においても「使いやすさ」と「環境への配慮」を考えたご提案をさせていただきます。
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