給与以外の経済的な利益『フリンジ・ベネフィット』
労働費用総額に占めるフリンジ・ベネフィットの割合が増大している傾向というような言葉を聞きました。
フリンジ・ベネフィットってなんだろう?
この言葉を理解してアスカカンパニーに当てはめてみました。
アスカカンパニーでは『社内外に信頼と満足を得る努力を継続し、従業員一人一人が仕事と生活の中に好循環を生み出すことが出来る』そんな経営基盤の実現を目指しています。
従業員の報酬は大きく分けて「金銭的報酬」と「非金銭的報酬」に分かれます。
この二つを合わせてトータル・リワードと言われます。
上の図の通り、金銭的報酬には給与、賞与・期末賞与・各種報奨金などのインセンティブと、給与以外の手段で受ける経済的な利益を一般的にフリンジ・ベネフィットと言うようです。
アスカカンパニーが提供しているフリンジ・ベネフィット
フリンジ・ベネフィットとは、会社独自の規定によって支払われる、付加的な報酬である通勤費や福利厚生費などを総称したものです。
具体的にはアスカカンパニーでは以下のものがあたります。
・通勤手当
・育児手当
・住宅手当
・社会保険の完備(健康保険・厚生年金・労災補償・雇用保険)
・中小企業退職金制度を基礎とした退職金制度
・従業員持株会
・出張手当
・勤続表彰
・会員制リゾート施設
・インフルエンザ予防接種
・誕生日会
・社内レクリエーション(社員旅行・各種歓迎会・スポーツサークル・スポーツ大会など)
・自己啓発支援として、通信教育全額補助(2回目以降は半額補助)
・作業服の供与
・資格取得・教育・資格取得時の報奨金 など
働きやすい環境
アスカでは、子育て世代の社員が全体の約40%を占めていますが、短時間勤務制度(時短)を導入しているので、子育てしながらでも無理せず仕事を続けられる環境が整っています。
育休の取得率も100%となっており、もちろん女性だけでなく、男性社員も育児休業を取得しています。
こうした取り組みが認められ「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」、「ひょうご女性の活躍推進企業表彰」(2018)の表彰企業に選定されました。
外部からも認定を受けた非常に「働きやすい」環境が整っています。
ワークライフバランスに関わる認定と表彰一覧
えるぼし認定 | 厚生労働省 | R3.1.28 | – |
みやぎ働き方改革実践企業 | 宮城県 | R2.7.2 | 認証書 |
くるみん認定 | 厚生労働省 | R2.2.21 | - |
ユースエール認定 | 厚生労働省 | R2.1.20 | - |
ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰 | 兵庫県 | H30.11.16 | 表彰状 |
ひょうご女性の活躍推進企業表彰 | 兵庫県 | H30.10.24 | 表彰状 |
みやぎ女性のチカラを活かす企業 | 宮城県 | R1.8.1 | 認証書 |
ひょうご仕事と生活の調和推進企業認定証 | 公益財団法人 兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター長 森本洋平 | H30.3.15 | 認定状 |
※該当記事がある部分はリンク先にて詳細が確認できます。
目に見えない非金銭的報酬
非金銭的報酬は成長機会や仕事のやりがいなどの『目には見えない報酬』のことを指します。
アスカカンパニーでは、目標管理制度やプロジェクトチームの運用、そしてQC活動があります。
アスカカンパニーではQC活動をMK活動と呼称し、経営ツールの柱となっています。
1979年にキックオフし、その後現在まで一度も途切れることなく改善を続けています。
日々の業務の中で見つけた改善点を取り上げ、改善やモノづくり活動を行っています。
業務の中で欠かせないものとなっているものもあれば、大きな改善効果が認められて他社向けの販売・サービスにつながったものもあります。
この活動も日本インダストリアル・エンジニアリング協会様より貢献賞の表彰をいただき、外部からの評価を受けております。
教育者と後進の育成
令和2年秋の褒章で、弊社社員の安彦浩輝が黄綬褒章を受章しました。
このたびの受章は、プラスチック成形加工において卓越した技能を有し、生産性及び品質の向上に寄与するとともに、社内外の後進技能者の指導・育成に貢献したことなどが評価されました。
フリンジ・ベネフィットを含む金銭的な報酬と非金銭的報酬に加えて、弊社の特徴ある建物デザインにはトイレやオフィスそして工場など物理的、精神的に働きやすい環境機能を配慮しています。
これらを含めた企業文化が弊社の企業理念である「人々の成長と社会に貢献する場の提供」につながっている。
フリンジ・ベネフィットという言葉を読み解く中で、そのような結論に至りました。