MBBP第2回全体会議に出席しました!
その後3では試作とその問題点などをお話させて頂きました。 実際に成形品を試作してみました 前回は海洋生分解性バイオマスプラスチック(以下MBBP)開発プラットフォームの活動として、PP×デンプンマスターバッチ(SMS社製 TAPIOPLAST TPS)の混錬 ... 続きを見る
今回はその続きとなります。
海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後3
MBBP開発樹脂の成形・評価結果について活動報告を行いました
昨年11月にMBBP開発プラットフォームに参画させて頂いてから、早9ヶ月が経ちました。
その間、本プラットフォームへの参画機関は36になり、キックオフ当初からは約1.5倍ほどに増えています。
そして先日、2回目となる全体会議が行われました。コロナ禍ということでオンラン開催となりましたが、アスカカンパニーも出席させて頂き、10分のお時間を頂いて現在までの活動内容を報告しました。
以下の2テーマについて報告しました。
①MBBPペレットの射出成形による試作評価結果
②PPへのデンプンマスターバッチ(SMS社製 TAPIOPLAST TPS)のコンパウンド開発と、そのコンパウンドの試作評価結果
①MBBPペレットの射出成形による試作評価結果
このテーマについては、このプラットフォームの名前にもなっているMBBPペレットについてです。
今回、参画機関でコンパウンドされたものをアスカカンパニーで射出成形し、成形性と成形品の機能性を評価しました。
成形品の様子です(写真提供:大阪大学 宇山研究室)。
成形条件として特殊な設定を必要とせず、見て頂いてわかるようにきれいな外観の成形品を得ることができました。
機能性は?というと、スプーンの曲げ強度を測定したのですが、強度としては問題なかったのですが、折れやすいという今後の課題が見つかりました。
②PPへのデンプンのコンパウンド開発と試作評価結果
このテーマは海洋生分解樹脂開発の活動からはずれるのですが、現在のお客様に現行材の代替えとしてご提案できないか?と考え進めているものです。
PPの他に、PE、PSへのコンパウンドについても白石カルシウム株式会社様と一緒に試作開発を進めています。
現在、お客様への提案を目指して評価している試作品の様子です。
MBBPの名刺を作りませんか?
プラットフォーム参画機関の皆様に使って頂ければ・・・とMBBPのロゴが入った名刺をご提案させて頂きました。
海洋生分解性シリーズ
- 海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後6
- 海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後5
- 海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後4
- 海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後3
- 海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後2
- 海洋生分解性バイオマスプラスチック開発プラットフォーム参画のその後1
- 海洋生分解性プラスチック開発プラットフォームへ参画
Marine-Biodegradable Biomass Plastics(MBBP) MBBP プラットフォーム代表幹事
宇山 浩(大阪大学大学院工学研究科・教授)
徐 于懿(大阪大学大学院工学研究科・助教)