みんなで一丸となって環境のことに取り組んでいくために
近年、環境問題は社会全体で重要視され、企業にもその対応が求められる場面が増えています。
こうした状況に対応できるようには、従業員が環境に関する基礎知識をつけ、そして弊社の取り組みを理解することが重要です。
本勉強会は、従業員の皆さんの知識を底上げし、将来的な取り組みの土台を築くことを目的に企画しました。
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プラスチックと環境についての社内教育を進めています
社内教育に至ったきっかけとして GX推進チームという専用のチームを立ち上げて社内の環境対応を進め出してから3年ほどが経ったでしょうか。 最近、社内で環境への取り組みについて話す機会が増えましたが、正直 ...
今回の環境社内教育のタイムライン
2024年11月
社内全体の環境に対する理解度を高めるため、『勉強会(初級)』の企画をスタート。
まず初めに勉強会の内容や方向性を『本当に環境のことを知らないところから理解できるもの』として検討を開始しました。2024年12月~2025年1月
勉強会で取り扱うテーマをメンバー全員で議論し選定しました。
プラスチック環境問題だけでなく、プラスチック自体の概要や環境対応樹脂や脱炭素・3Rなどの環境情報にて使用されるキーワードなどから、特に自社に関係があるものをテーマにすることとしました。2025年2月~3月
選定したテーマは大きく分けて5つ。
資料作成はテーマごとに分担して個人で作成。
つくり上げたものを持ち寄り、全員で内容をチェックし、説明時間に合わせつつブラッシュアップを重ねました。2025年4月
完成した資料を統合・編集し、設定された時間内に収まるよう調整することで、勉強会(初級)用の最終資料を完成させました。
資料作成においては、難しい専門用語を避け、日常や会社と関わりが近い具体的な例を多く取り入れるような工夫をほどこしました。2025年5月
受講者の緊張をほぐし、飽きさせず興味を持って聞いてもらいやすい雰囲気を作るためのアイスブレイクをとして簡単なテストなども組み込んでいくこととしました。
東北と関西、4工場でどのように勉強会を行うべきか、講師も決定し、講師に選ばれた3名はその練習にあたりました。
実際に作成した資料の一部 写真やイラストを多めにしている
2025年9月
いよいよ勉強会の本番。
3回に分け各45分、各拠点をリモートで繋げて勉強会を実施しました。
実施後には、受講者にアンケートで理解度や感想を回収し、勉強会の結果を客観的に把握できるようにしました。2025年10月
受講者のアンケート結果をまとめ、運営上の反省点を洗い出し、今後の改善点と方針へフィードバック。
この環境の勉強会は実行・フォローまで約1年近くの時をかけてつくり上げました。
勉強会受講者からの感想
勉強会後、環境勉強会(初級編)の受講者にアンケートをお願いしました。
受講者からは、
「これまで、勉強会の機会がなかったので、初級編に参加できて良かった」
「身近なものでも、ボトルではなくスパウトパウチ商品を選ぶだけでも環境に貢献できることを知り、今後は意識して行動したい。」
「環境対応樹脂の使用は重要だが、作り手の立場として成形性や技量も考慮しながら、製品づくりに活かしていきたい。」
などの感想が寄せられ、勉強会への満足度はとても高いものとなりました。
このように、受講された方から前向きな感想を多くいただき、開催して良かったと思いました。
また、講師を務めることで環境や社内の取り組みへの理解を深めることができ、貴重な経験となりました。

アンケートの満足度 平均評価4.37と高い評価をいただけた
今後の勉強会の展望として
今回は根本的な知識を提供するということもあり『初級編』のみの資料を作成し、実施しました。
従業員の脱炭素に関する知識向上と、弊社の取り組みを広めるため、定期的な開催を予定しています。
また、次回以降は『中級編』も設けるなどして、各自のレベルに合わせて受講 できるような仕組みを段階的に考えて進めていくなど、新しい取り組みも考えています。
今後も、より多くの従業員が自社の取り組みや環境について「自分事」として捉えられていただけるように、チームで引き続き検討を重ねてまいります。





