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環境に配慮した製品設計について

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環境に配慮した製品設計について

樹脂の使用量を減らす『環境への配慮』

循環経済(サーキュラーエコノミー)の観点より、アスカカンパニーでは製品の設計段階より樹脂の使用量削減を目指した軽量形状を重視した製品設計を行っています。
以下は実際にアスカカンパニーで設計・開発を行っているAS16スパウトです。
計量化したものでは通常のAS16スパウトに比べ30%以上の軽量化を実現しています。

AS16スパウトの通常形状と軽量形状の比較

 

形状の変更はさまざまな問題を引き起こす

軽量形状は肉厚部を徹底的に除去し、薄肉部が出来ます。
この薄肉部は、樹脂の流れが悪くなるなどでの「成形性の悪化」単純に薄くなることによる「強度不足」「剛不足」等の懸念があります。
そのため、設計部においてはCAEを活用し、様々な条件の検証・確認を行うことが当たり前となっています。
CAEとは、Computer Aided Engineeringの略で、コンピューター上にて成形等のシミュレーションが行えるシステムを指します。
アスカカンパニーでは樹脂の流れや品質性を確認できる「流動解析」、製品に力が掛かった際の変形・応力変化がどのちど発生するかが確認できる「構造解析」等のCAEを保有しています。
以下の画像は軽量形状のスパウトに対して、流動解析を行ったものです。

軽量形状のスパウトでの流動解析

全体的な確認はもちろん、特に薄肉部は必然的に樹脂が流れにくくなるため、充填性に問題が無いか、反り等の目立った品質不良が無いか重点的に確認を行います。
金型起工前にシミュレーションで懸念点の認識を行う出来る事で、事前に想像できる不良を『目に見える形の予測』として確認でき、また対応策を設計へ反映することが出来ます。
このようにシミュレーションを用いて設計内でPDCAを回すことは、不良予防だけでなく、充填性・成形性の向上、ひいては安定した生産や品質の向上へ繋がります。

樹脂の使用量を抑えられる軽量化をオススメします

弊社では以前より軽量形状設計に力を入れておりました。
超薄肉射出成形を量産レベルで実現し、ひょうごNO.1もづくり大賞(2015)を受賞するなど独自のノウハウを有しております。
これら蓄積してきた様々なノウハウとCAE等のデジタル技術を取り入れることにより、さらなる軽量化を実現しております。
今お使いの製品で「軽量化を行いたい!」等お困りの際は、アスカカンパニーまでぜひご連絡ください。
ご要望を形にするため、よりよい形状のご提案をさせて頂きます。


Writer:ほわたい

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