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PMグループの職場紹介(ASKA MARKET NEWS 2024年02月号 第348号)

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PMグループの職場紹介(ASKA MARKET NEWS 2024年02月号 第348号)

いつもマーケットニュースをご覧いただきありがとうございます。
最近、お客様との打合せでPM(ピーエム)グループが顔を出すようになってきております。
PMグループでは様々な製品開発に携わっておりますが、お客様からすると部署名を聞いただけでは何をしているか分からないという方がほとんどではないでしょうか?
これを機に、PMグループがどのように製品開発に携わり、お客様へ貢献しているのかにつきまして、ご紹介いたします。

PMグループとは?

PMグループはプロダクトマネージメントグループの略称であり、評価チームと規格チームによって構成されています。
この2つのチームは製品開発をするにあたって、試作品の評価や開発から量産までの案件マネジメント、お客様との取り交わし内容の検討などに、日々取り組んでいます。

PMグループのMission

私達は高い付加価値を持つ製品を開発しておりますが、以下3つ重要視する項目がございます。

1つ目は、検収目標を達成するために、最適的な評価方法を見つけ出す事です。
お客様が求める品質を明確にし、言語化・数値化するために評価方法を検討しております。

2つ目は、要求品質を量産時にも管理できる状態にして生産部門へ引き渡せる事です。
試作時の情報やその製品用に確立した評価方法を、齟齬なく引き継いでおります。

3つ目は、製品の社内規格を設定している事です。
取り交わしさせていただた内容を基に、社内ではそれ以上に厳しい社内規格で管理運用している製品もございます。

恒温管理室

製品開発には恒温管理室という環境を利用しております。
恒温管理室は天気や季節などの外部気温の変化に影響を受けないように、室温23±2℃になるよう管理しております(JIS K 7100:1999より)。
また、測定設備は画像寸法測定器や自社で開発した強度試験機「Z-Gauge」や「耐圧縮試験機」などを揃えております。
それらを用いて、長さや深さの計量値の測定と、押す・引く・曲げるなどの官能的な評価項目を数値化して評価しています。

例として、スパウトのキャップを開栓する際の数値を評価している様子をご紹介します。
キャップを開栓する際の数値を測定するために「自動トルクメーター(回転方向の力を測定する機械)」を使用しています。
右下の画像のような波形から数値を読み取っています。
開栓トルクはキャップを開封するときにかかる最大の力、ブリッジ切れ強度はキャップの改ざん防止機能が破壊された(タンパーリングが千切れた)ときの力です。
このように「開封感」という感覚を数値に表すことができます。

市場品調査とASファミリーについて

自社開発製品の事を「ASファミリー」と呼んでおります。
市場品調査とは実店舗で販売されている製品を評価し、ASファミリーと比較する調査の事です。
例えばヒンジキャップでは、キャップの開け閉めに必要な力の値を測定し、漏れやすい液体を使っても密封性が保つのか評価をしております。
私達が市場品の調査を行う理由は、ASファミリーが市場に求められる機能性を満たしているのか比較・評価すること、そして市場品から知見を得て新しいASファミリーを生み出すためでもあります。

今回はPMグループがお客様にどのように貢献しているのか?という観点から、部署・仕事内容についてご紹介させていただきました。
弊社でお見積り依頼をされる際は、ASファミリーの機能紹介や開発について説明やプレゼンをさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。

 

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