スパウトパウチに対する『バリア性』という課題
「ポリエチレンは酸素バリアがあまり良くない」というのは容器包装に携わる方の中では周知の事実です。 『ASスパウト・キャップシリーズ』 スパウトパウチ向けスパウト・キャップ成形品、活用方法などをご紹介
そのため、酸素バリアを必要とする包材においてはポリエチレン単体で使用されることはほぼ無く、多層フィルムの1層としてのみだったり、包材の一部材だけだったりと限られた使用に留められてきました。
アスカカンパニーでは、プラスチックの使用量削減に貢献できる容器として「スパウトパウチ容器」向けのキャップやスパウトを多種販売しています。
その中で、スパウト(材料:ポリエチレン)の酸素バリアがネックになって採用に至らない、そこが良ければ採用を検討してもいいなとおっしゃって頂けるなど「バリア性」がキーワードとなることが度々ありました。
課題を乗り越えた『スパウト』の開発
これまで何度かバリア性向上を目指して試作評価を試みて来ました。
しかし、強度や寸法、機能面で製品に影響が出ることがあったり、そもそものバリア性の効果がそこまで高くなかったり、社会実装するには現実味がなかったりと上手くいっていなかったのですが・・・今回、酸素バリア性能が約50%向上するスパウト(ポリエチレン)の開発に成功いたしました!
実物をご覧いただけます
スパウト付きパウチ容器は、プラスチック使用量を削減でき、再封性があるため食品や化粧品、日用雑貨など様々な用途で使用されています。
これまで酸素バリア性が課題と思われていたテーマだけでなく、今回の開発品をご使用いただくことでフードロスの削減や消費期限の延長に繋がるのではないかと考えております。
「50%バリア性能が向上した」と言われてもイメージができないと思われる方もいらっしゃるかと思います。
先日開催されたIPFでもさせて頂きましたが、より多くの方に実物をみていただきたく考えております。
是非、お気軽にお問合せ下さい。
バリアスパウト・キャップのサンプルをご提供させて頂きますので、実際に内容物を入れてご評価頂ければと思います。
お問い合わせをお待ちしております!
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