自社開発による製造DXとスマートファクトリー化を評価

このたび、弊社は「KANSAI DX AWARD 2025」において、金賞（中堅・中小企業部門）を受賞いたしました。
本アワードは、関西地域における先進的なDX（デジタルトランスフォーメーション）の取り組みを行う企業・団体を表彰するものであり、弊社の取り組みが高く評価されたことを大変光栄に存じます。
弊社は、1968年の創業以来プラスチック製品の開発・製造・販売を基軸に、食品、ライフサイエンス、文具・トイレタリー、医薬分野など多岐にわたる用途で、射出成形から金型設計・製作、製品評価、品質管理までを一貫して手がける体制を構築してまいりました。

今回の受賞の背景として、CTOである長沼が東北大学院へ進学し、自らがAI・DXへの学びを深めるなど、技術研究および実践的な知見の蓄積に取り組んできた点が挙げられます。
そして、弊社が自社開発で推進している製造工程のDX化・スマートファクトリー化も、まさに中小企業のモデルとなる事例として高い評価をいただきました。
さらに、全社を挙げたDX推進体制に加え、ワークライフバランスの向上や社員の働きやすい環境づくりへの波及効果も併せて認められたことは、弊社にとって大きな励みです。

人材育成と働きやすい環境づくりで持続的成長を実現へ

弊社は「人々が成長し、社会に貢献できる場の提供」という企業理念のもと、多様な事業展開を行っています。
プラスチック成形だけでなく、成形に関連する測定機・工場自動化装置の開発・製造・サービス提供や、金型・装置のメンテナンス、セミナー開催といった開発支援・知見提供機能も備えています。
こうした幅広い事業ポートフォリオの中でDXを進めることで、次世代ものづくり企業としての基盤を強化してまいりました。

今回の受賞を契機として、弊社は引き続き、デジタル技術の活用を通じた業務効率化、製品品質のさらなる向上、人材育成に取り組んでまいります。
また、環境対応や資源循環、働き方改革などの社会的なテーマと融合させたDXを推進し、さまざまな産業の生産性向上へ貢献していく所存です。
これからも、ものづくりの現場から真摯に挑戦を続け、信頼されるパートナーとして社会と未来を支えてまいります。

Writer:ながの