実際に生産に使用するPLCを使った機器制御勉強会
2017年7月19日に地元北播磨の西脇工業高校 電気科の5名の生徒さんに向けて、第2回目となるPLC (Programmable Logic Controller) の勉強会を開催しました。
今回のテーマは 【PLCからNゲージの制御】 についてです。
ポイント
PLC(プログラマブルロジックコントローラ) とは、工場の機械や生産ラインを自動で動かすための「制御装置」です。
機械の状態をセンサーで読み取り、その情報に応じてモーターやシリンダーなどを動かします。
例えば…
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ボタンが押されたら機械をスタートさせる
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製品が流れてきたらアームを動かす
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異常を検知したら停止する
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温度・圧力・速度などを一定に保つ
といった “自動制御” を担っています。
様々な生産機器を自動制御できるPLCですが、実際に機械や装置を制御するにはプログラムを書き込む必要があります。
前回の勉強会と同様に電車模型(Nゲージ)を使用しました。
Nゲージはレールに電気を通すと動き、電気を止めると止まります。
その制御をPLCで行い、スイッチを押すと電車が走るように、また電車が走っている間はスイッチを点滅させたりなど、様々な条件のプログラミングを行いました。
最終的には、PLCに接続して実際にプログラムを書き込み、本当に制御できるプログラムが出来ているか演習をしていただきました。
勉強会の風景

PCを使ってプログラミング

出来ているかはNゲージを動かしてチェック
皆さん非常に熱心にプログラミングに取り組まれてました。
簡易ではありますがプログラムだけでなく配線も生徒さん同士であれがこう、これがこうなどと試行錯誤しつつ協力されて対応されており、いい学びになったのではないかと思います。
次回3回目のテーマは「センサによるNゲージの制御」を予定しております。





