女性もガッツリ型替え
アスカカンパニーの女子力は凄い!
プラスチック成形での代表的スキルでは金型交換作業から生産立ち上げがあります。
こちらが一連の写真です。(東北工場にて)
丁寧で洗練された所作は女子ならではと感動します。彼女は国家検定である2級射出成形技能士の資格を取得しています。
取り付け前の清掃
金型を取り付ける前に、金型が接するプラテンやタイバーなどの不要な汚れを除去します。
ちょっとしたことが成形品の汚れや金型の汚れに繋がります。
この辺りは経験がものを言います。
慣れた手つきで、汚れが飛散する可能性のある部分をぬぐい取っています。
金型つり上げ
クレーンを使用して金型を吊り上げます。
当たり前ですが玉掛け技能講習も修了しています。
きちんとワイヤースリングの耐久性を確認して、金型が平行に吊り上げられるように設置します。
成形機へ金型取り付け
成形機内に吊りおろしました。
この金型は成形機に対して少し大きいため、タイバーの間に入れる際は金型を90度回転させて間に入れ込む必要があります。
タイバーの間に入れ込んだ後には、再度金型を90度回転させてプラテンと金型の向きを合わせます。
準備モードで金型とプラテンやノズル位置がきちんと合うように締め付けたのち、ようやく取り付け開始です。
条件設定
成形条件の設定です。
旧型の成形機のため、最近のようなカラーのパネルではありません。
下のキーパネルを押して、数々の設定値を入れていきます。
今回は以前から生産していた製品のため条件チェックシートがありました。
この30~40項目程度ある条件数値を間違わないように、決められたところに入力したり確認したりします。
その後、生産に必要な取出機や付属機器を設置し、生産の準備を完了。
パージングをして問題なく生産スタートしています。
東北工場の池には蓮の花が咲いています。
蓮の花の花言葉は「清らかな心」だそうです。
うーん、女子力。