包装加工技術が集結するアジアNO.1の国際展示会『プロパックアジア』
6月12日~15日までの4日間、タイのバンコクで開催されていたプロパックアジア2024 国際包装加工展に行ってきました。
プロパックアジア2024は『包装加工技術に関するアジア最大級の国際展示会』となっており、バンコク市内にあるBITECという展示会場で開催されました。
交通の利便性もよくタイの鉄道BTSのバンナー駅が最寄り駅になります。
展示会場の入口での驚き
入口で配られているパンフレットはあらかじめ印刷されているものでなく、その日ごとに印刷されている様でした。
2日目に行ったのでDay2と記載されており、また初日の様子までもが載っていて、日本には無い仕組みで驚きました。
入場は事前にwebで登録するところまでは同じですが、QRコードを入口の端末で読み取るとその場で入場券が発行されて専用のクリップを渡されてつけるというスマートなスタイルでした。
ProPak Asia会場の中では・・・
出展社のほとんどは海外からですが、日本の企業(現地法人も含む)の出展も見られました。
JAPANパビリオンという形で固まっていたり、単独で出展されている企業もありました。
環境配慮から単量を削減した成形品や、環境原料で生産された成形品などが並び、中国の成形加工メーカーではかなり小さなスパウトやユニークな形状のものがラインアップされていました。
またスパウトパウチでモノマテリアルという形でサンプルが展示されていたところでは、日本では見かけないスパウトに改ざん防止機能付きのヒンジキャップと一体のスパウトが見受けられました。
Φ38mmの大口径のスパウトパウチは、タイのセブンイレブンのプライベートブランドで販売されているお米の袋に採用されていました。
今回の展示会では普段日本の展示会では見慣れない製品や、メーカーも出展されていて、知識を広げることが出来て、大変勉強になりました。
またこういう機会をいただければと思います。
余談ですが、タイのフードコートは先にお金を専用のカードにチャージして、そのカードを使って各店で使うのが主流のようです。
BITECのフードコートもそのようになっていて、比較的手軽に食事することが出来ます。
2日目は『タイの市場調査』
展示会で得た情報を基に、翌日は市場のリサーチを実施。
セントラル・ワールドやターミナル21、BigCというショッピングモールやスーパーマーケットなどをリサーチしました。
スーパーマーケットでは展示会場で見かけた小さなスパウトが使われた商品がずらりと棚に並んでいました。
主に美容や化粧品関係で、大きなショッピングモールはもちろん、コンビニでもその様な光景が見られました。
タイは地続きということもあって中国や韓国などからも流通がしやすいという背景もあるとか。
商品の価格は安いものは19バーツ(約80円)から高いもので80バーツ(約340円)くらいの価格帯でした。
いろいろなところで食品から化粧品、日用品まで日本製品が多く販売されているのを見かけました。
また、日本語のパッケージそのままのものが多くみられ、日本製品の人気の高さが体感できました。
その一方で今回多く見かけた、小さなスパウトを使った製品も数や種類の多さから人気があることが伺えて、海外のトレンドを自分の目で見て体感することができました。
今回感じた事や見た製品を参考に新たな製品開発に挑んでいきたいと思います。
Writer:たー