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AS18スパウト専用スタンド IML(インモールドラベル)仕様を試作しました

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AS18スパウト専用スタンド IML(インモールドラベル)仕様を試作しました

さらにAS18スパウトパウチスタンドが魅力的に

以前のブログで完成形に近づいたと紹介したAS18パウチスタンド。

今回は、その見た目にデザイン性を持たせることができるIML(インモールドラベル)で加飾したものを試作しました。
AS18パウチスタンドはスパウトパウチを詰め替えなどの用途ではなくそのまま使用できるように、スパウトパウチにポンプを接続させる用途で出来た専用のスタンドです。
IMLはフルカラー印刷できるラベルを用いて華やかな加飾を可能にします。
成形品だけでは出来ない様々なデザインや色彩での表現が可能になることで、その成形品の訴求力を高めることができます。

スパウトパウチ用スタンド

そもそもIMLはプラスチックでできたフィルムです。
サンプルを成形する際に、あらかじめ金型内にセットする(インモールドさせる)ことにより、成形品と一体化した状態で完成します。
そのため、ラベルが剥がれる可能性はなく、水場等ではがれるといった心配もありません。

スパウトパウチの活用だけでなくスタンド自体も『環境に対応』する

今回使用したIMLは、デジタル印刷のラベルです。
デジタル印刷は、グラビア印刷のような指定された版による大量生産ではなく多様な種類のデザインラベルを小ロットで作成できる強みがあります。
※弊社がIPFにて展示しているスパウトパウチにおいてもグラビア印刷とデジタル印刷の質感を見ていただけます。
今回は透明フィルムを使用しているため、成形品の生地色を活かすこともできます。

左:「内側」にインモールドラベルの試作をしたもの、右:「背面」にインモールドラベルの試作をしたもの

 

今回の試作ではスタンドの外側と内側にIMLをインモールド成形しています。
通常生産では金型内に取出機によりるラベル吸着・エアー開放によりミリ以下の位置の指定と成形タイミングを計っていますが、テスト生産でもある今回の成形には、成形時の射出工程の中で成形技能者の細かい手作業による調整にて実現しました。
生産用金型製作時には、基本的にはスパウトパウチとデザインが干渉しないスタンドの背面部分への加飾を予定しています。
試作では、IMLの特徴を生かして、スタンド内側の「波模様」デザインにフィルムデザインがフィットし、普段にはない触感や見た目を生み出しており、新しいデザイン性を獲得できたように思います。
今回試作したAS18パウチスタンドは脱炭素貢献に有効なスパウトパウチ容器専用スタンドとして提供するものです。
その素材にバイオマスやマテリアルリサイクル樹脂などを用いることによってスタンド自身も脱炭素社会に向けたものとなり、インモールドされるラベル自身やそのラベルに使用されるインキも同様に環境に親和性のあるものを活用できる可能性もあります。
様々な環境にやさしい成形品の開発を進めてまいります。

2023.11.28~12.2 幕張メッセで行われるIPF(国際プラスチックフェア)にて展示します。
ご来場いただいた際は、是非アスカカンパニーのブースへお越しください。


Writer:みっち

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