アメリカで見かけたカトラリーや容器たち
今回のマーケットニュースは、アメリカで見つけたカフェのご紹介です。
はじめにご紹介させていただくのは、スターバックスコーヒーです。
スターバックスコーヒーはプラスチック製の使い捨てストローの使用を、2020年までに世界中の店舗で全廃すると発表しました。
その中でもストローレスのリッドが日本でも話題になっており、アメリカで見つけましたのでご紹介いたします。
この店舗では現在は「Cold Foam Cold Brew」の注文のみにつけて提供しているリッドのようです。
飲み口が突き出ており、ホットの飲み口と比べ大きくなっているので、ドリンクの上に乗っている泡とドリンクが混ざり、とても飲みやすくなっていました。
ただ店内ではこのリッドにストローをさして飲んでいる方もおられ、抵抗があると感じる人も少なくないようです。価格としても、TALLサイズで$3.45とでした。
日本ではドリップコーヒーでもTALLサイズで330円なので、そこまで高額な商品ではありませんが、商品に合ったリッドとなっていました。
私自身も学生時代にスターバックスでアルバイトさせていただいていましたが、コーヒー豆の倫理的な調達を実現し、毎月20日は“Ethically Connecting Day”とし、フェアトレード認証を受けたコーヒーの提供を行っていました。
また環境に配慮した店舗作りや店内でお過ごしになられる方へはマグカップでのご提供をさせていただき、ごみの排出量を減らすような取り組みを行っていました。1971年にシアトルで1号店がオープンしたときから、コーヒー業界のロールモデルとなり環境への配慮も体現してきたスターバックスだからこそ今後の活動へ期待をしてしまいます。またそのような企業へプラスチックに携わるものとして協力できるよう日々情報収集を行って
いきたいと思います。
アメリカでは、アナハイムで行われていたWESTPACKという自動化、ラベリング、食品包装、パッケージデザイン関係の展示会を見学させていただきました。
広い展示会場でなかなか賑わっていました。
ハイサイクルの射出成形やスパウト関係の勉強ができました。
弊社でもよくやっている鉄道模型を走らせている展示方法をされている会社さんも発見しました!
次にご紹介させていただくのは、ecogroundsというカフェです。
こちらは先ほど紹介させていただきましたWESTPACKの展示会場であるAnaheim Convention Centerで見つけました。
残念ながらカフェ自体は早くに閉店したようで、ドリンクは注文できませんでしたがフォークやナイフなどをとるスペースが空いていたので、見にいきました。
下のボタンを押して、フォークなどをとるのですがリデュースのことなどが書いてあるデザインで、環境への配慮などに気を使っていることが読み取れました。
実際にフォーク、ナイフ、スプーンをサンプルとしていただきました。特に柔らかすぎる、硬すぎるなどはなく使いやすかったです。
コーヒーはすべてオーガニックで、rainforestの認証を取得し、フェアトレードだそうです。
また、お店で使用しているものも可能な限りリサイクルできるものを使っているようでお店の名前に“eco”をいれるだけのこだわりが見られるお店でした。
お店の形態は会社のビルや会議場などのオープンスペースにお店を持ち、店舗施工コストを抑え、業務を継続的に進めるように設計されているようです。価格的にはbrewed coffeeのsmallサイズで$1.89でした。
現地のSeven-Elevenのbrewed coffeeのsmallサイズで$1なので、高めの価格となります。やはりコーヒー豆にこだわるためや環境対応していくためには高額な価格設定になるのではと感じました。
最後にスーパーマーケットで購入したサンプルを少しご紹介いたします。
ベビーフードや、オーガニックのドリンクなどにスパウト付きパウチが使用されているものが多く、特に左端の黄色の製品は飲むヨーグルトのような製品ですが、パウチの中に逆止弁がついておりユニークな製品となっています。