パウチ用のスパウトとキャップの開発動画3つ目です
アスカカンパニーでは新しいスパウト製品をカタチにするため、日々研究を重ねています。
いくつかのチームを作り、チームごとにアイデアを形にするためディベートを行って意見を出し合い、様々な検証を行っています。
これまでもYouTubeで「長めのノズルスパウトパウチ」や「逆止弁付きヒンジキャップ」「シャワーノズル」「チップノズル」「ヒンジキャップ」など、各チームから出たアイデアの動画をご紹介させていただいています。
ヘッドを押さずにミストを吐出させるテスト
今回は『パウチ本体を握るだけでミストで吐出する』というアイデアについて検証してみました。
はじめに、様々な市販品のミストスプレーのポンプヘッド部品を分解し比較しました。
吐出口の穴径の違いなど、細かい違いはあるものの基本的な構造は同様であることがわかりました。
そしてその構造を理解したうえで、パウチ本体を握る力でもミストで吐出させることは可能なのでは?という考えの元、検証を開始しました。
市販品のミスト部品を弊社のAS16スパウトに取り付けられるよう、接続部品を3Dプリンタで制作。
写真はスパウトとの接続部品とミストポンプのヘッド部分のみを接着したもので、接着部分からの水漏れが起きないように対策されています。
こちらを用いて実際にスパウトと接続して使用感などの検証を行いました。
実際の検証がこちら。
検証の結果と課題
内容物は水となります。
パウチやパーツが白いため、水の流れがわかりやすいように青色を付けています。
検証の結果としてパウチを握るだけでミスト状に吐出させることは可能だとわかりました。(動画を参照いただくと実際の状態を見ることが出来ます)
ただ、パウチを握る力だけだと内容物を上に引き上げる力が足りず、かなり力を入れて握る必要がある部分は改善の余地があると考えられます。
また、水滴が垂れてくる(液だれと呼びます)という問題も判明しました。
こちらも同様に課題であるため、改善策を考えていく必要があります。
アスカカンパニーでは様々なアイデアや些細な思い付きを元に3Dプリンタで実際に検証。
その結果判明したことからトライ&エラーを繰り返す・・・といった形で、ひらめきとスピードを重点にスパウト製品の開発を進めています。
引き続き様々な検証や開発を進めていきますので、また結果をご紹介させていただきます!