成形品切断機キッタロウ

シート成形品の切断にも!キッタロウの事例紹介

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シート成形品の切断にも!キッタロウの事例紹介

キッタロウの事例紹介をさせていただきます。
キッタロウが得意とする切断はやはり射出成形品ですが、使い方次第で様々なものに応用できます。
今回は、射出成形品ではなくシート成形への利用について事例紹介をさせていただきます。
キッタロウでシート成形を切断する際にクリアしなければならないポイントがあります。

シート成形品切断時の重要なポイント

通常の成形品と違ってシート上の成形品は薄く広いため、切断時に工夫が必要になります。

 

クリアする必要があるポイント

  1. 薄いので刃を当てるときに変形して切りにくい
  2. 切断面が広い場合、ノーマルキッタロウでの切断が難しい

このようなポイントがあります。

1.シート成形品は圧力に弱く切りにくい

射出成形品は比較的、肉厚なので、刃を上から当てると成形品自体の形が崩れずに刃が入っていきますが、肉の薄いシート成形品だと刃が入る前に成形品自体が圧力に負けて変形してしまいます。
包丁で野菜を切る時に、キュウリのような形がしっかりした固めの野菜だとすんなり刃が入りますが、トマトなどの柔らかい野菜では切れる前にトマトが潰れてしまうことってありますよね。
それと同じようなイメージです。

シート成形品を切断しようとしても…。

このように刃が入るよりも先に成形品自体が変形してしまい、刃がうまく入っていきません。

 

2.切断面が広い場合、ノーマルキッタロウでの切断が難しい

切断面が広い場合、通常のキッタロウで使用している刃では対応できない場合があります。
切断対象物が、キッタロウの刃よりも大きい場合です。
またキッタロウでなくても、カッターで切断する場合も包丁で切るようにスット刃を滑らせて切断するかと思いますが、真っすぐ滑らせたつもりでも曲がってしまったりしてしまう場合があります。

キッタロウでシートを切断する時の工夫

これらのシート成形品特有の切断時のポイントを踏まえて、キッタロウでどのように工夫することができるのかを紹介させていただきます。

3Dプリンターで切断治具を作成する

シート成形品を切断する時にひしゃげないようにサポートをしてあげると、切断がうまくいく場合があります。
製品形状に合わせて、3Dプリンターでサポート治具を作ってあげることで、切断時の圧力が逃げないように下から支えてくれます。

こうすると上手く切断の圧力が成形品に伝わるので、スムーズに切断が行えます。
※成形品によって特性は異なりますので、全ての成形品が切断できるわけではありませんので、ご了承ください。

丸刃ではなく、直刃を使用する

通常使用いたします丸刃は、切断に際して成形品に接する面が少ないので刃が入りやすいメリットがありますが切断面がそこまで大きくないという特徴があります。
一方、直刃を使用しますと切断の際の接地面積が大きくなりますので、若干刃の入りは悪くなりますが切断面が大きく取れやすいメリットがあります。
※両方ともキッタロウに使用する場合のお話です。キッタロウの刃を設置するユニットの都合上、使える丸刃の大きさに限界がありますので。
通常の丸刃では切断できないような成形品も、直刃を装着することで切断することができます。

切断デモをご覧になりたい方は是非お問い合わせください

以上の切断についての事例集を詳しくまとめておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお申し付けください。
オンライン上では掲載しにくい事例や、実機でのデモも承っております。

※実機でのデモはシート品に特化したものではなく、通常の丸刃を使用したデモになります。

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