IoT・AI・ロボット導入補助金事業の成果報告会
2019年3月13日(水)、IoT・AI・ロボット導入補助金事業 成果報告会が、クリスタルホール(神戸クリスタルタワー3階)にて開催されました。
アスカカンパニーは公益財団法人 新産業創造研究機構(NIRO)さまから、ロボット導入支援として【ひょうご次世代産業高度化プロジェクト 2018年度 中小企業IoT・AI・ロボット導入補助金】の採択企業に選出いただきました。
実働としては川崎重工社の「人と協働ロボット(Duaro₋Ⅱ)」導入を用いた成形ラインの作業対応進めておりました。
専用プロジェクトを立ち上げ【化粧品向けキャップの協働型ロボットによる整列作業の実現】を目指してきました。
該当の成形品は傷対策から『並べ』という作業を必要としているものでした。
成形品は昼夜24時間生産されます。
昼間では作業者がライン上で並べることも可能でしたが、夜間無人化工場では夜間に作業者がいない状態となります。
そのため、夜間では一度成形品を箱に入れて溜めておく必要がありました。
溜めておいた成形品を箱から出すなどの作業により製品の傷や変形などの不安要素がありました。
この取り組みは、作業者がライン外で行っていた整列作業に対して、双腕ロボット(Duaro₋Ⅱ)を生産ライン上に設置し、ラインの中で生産と同時に整列作業を完結させる考えで行われました。
夜間無人化の生産ラインにおいて、ライン外での2次工程をなくし品質の不安要素への対策手段として、とても有効なものとなりました。
今回取り組まれた会社様が20社あり各社様々な展示をされていました。
上の小型ロボットは接客代行ロボットとなります。
他に総務課や採用課への問い合わせに対し、AIが自動対応するような取り組みもありました。
※別資料「IOT・AI・ロボット活用事例集」参照
AI・ロボット導入活用事例集NIRO2019.3.13
成果報告会は、緊張感のある会場で頼田さんが15分の報告を行い、NIRO様からはロボット導入の事例として分かりやすく、中小企業の導入ハードルを下げる事例として良かったとお褒め頂き、神戸新聞にも掲載頂きました。まだまだですが「プラスチック産業の生産性向上への貢献」です。
これからロボット導入を検討されている企業様、システムインテグレーター、ロボット商社、経産局や県関係者など、様々な方が将来を見据えて情報収集に来られていたという印象でした。
開場は大変な盛況ぶりで、これから益々注目されてくる分野です。