いつもマーケットニュースをご覧いただきありがとうございます。
今回は今まで数々の製品をご紹介をさせていただいた『スパウトパウチ』について、改めて機能や用途、そしてメリットをまとめてご紹介させていただきます。
スパウトパウチとは?
近年スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどで目にすることが多くなったスパウトパウチ。
もともとは詰め替え用途で使用されることが多くありましたが、現状ではその機能の有益さやバラエティも増え活用する幅も広がってきたことにより理解が進み、スパウトが付いていない『パウチのみの商品』から『スパウト付きパウチ』へ、多くの商品が切り替わり始めております。
「スパウトパウチ」とは内容物の注ぎ口になる「スパウト」と容器の「パウチ」が合わさった製品を指しますが、アスカカンパニーではその中のスパウトとキャップの開発、製造を行っています。
弊社で生産した『スパウト』は『パウチフィルム』と溶着されてようやくスパウトパウチとなります。
キャップはスパウトパウチ専用のもので、ネジ式で改ざん防止機能があるものや、ヒンジのあるワンタッチで閉じられるキャップ、用途に合わせたノズル径や機能のあるものなど、様々なものが選択可能です。
スパウトパウチの用途は?
スパウトパウチは現在でも詰め替え用途で使用されることが多いです。
スパウトという注ぎ口があることで、ボトル容器などへの詰め替えが容易になります。
また、キャップもついているので、必要な量だけ使用し、残りを保管することも可能です(再封性)。
再封性を獲得したことにより、プラスチックボトルへの置き換え用途の展開も進んでいます。
アスカカンパニーでは、スパウトパウチを容器そのものとして利用できるように製品開発を進めており、その一つとして『ポンプの接続』が可能なスパウト製品の提供を進めています。
ポンプを使用するためには『ポンプを押す力に耐える』必要があり、その対策としてのパウチ用スタンドの製作も進めております。
使用例のご紹介として、インスタグラムで様々な写真や動画を公開しております。
気になる方はQRコードからご覧ください。
スパウトパウチのメリットは?
こスパウトパウチのメリットはたくさんあります。
中でもプラスチック環境問題対しては、ボトル容器とスパウトパウチで同じ内容量の容器を製造するときにかかる樹脂使用量はスパウトパウチのほうが約半分になることが分かっています。
したがって、減プラにつながるスパウトパウチは環境にやさしい容器といえます。
他にもガソリン価格の上昇やドライバー不足などにより物流費が高騰している昨今ですが、スパウトパウチにおいては容器の柔軟性を活かして、よりコンパクトに、より多くの容器を一度に輸送することができます。
つまり、スパウトパウチはプラスチック使用量や輸送コストの削減につながる地球にも会社にもやさしい容器ということになり、活用を進めて行けば行くほど、環境に対する対策につながる、とも取れます。
アスカカンパニーでは環境への対策としてのスパウトパウチ対応製品のご提供はもちろん、お客様のご要望に添えるよう様々な製品開発・製造に努めて参ります。
『ASスパウト・キャップシリーズ』
スパウトパウチ向けスパウト・キャップ成形品、活用方法などをご紹介
Writer:なかもこ