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今回は東京パック2022で展示させていただいたスパウトパウチ容器の新形状についてご紹介します。
ショルダー折り畳み式スパウトパウチ
アスカカンパニーでは、スパウトパウチのスパウトとキャップの製造・開発をしています。
スパウトパウチは一般的に詰め替え用として用いられてきましたが、昨今では環境対応を目的に「スパウトパウチ自体を容器として取り扱いたい」といったお声を多くいただきます。
そのようなご要望にお応えするため、ポンプやトリガーノズルが取り付け可能な【AS18スパウト】を開発いたしました。
今回はAS18スパウトが装着されたスパウトパウチ容器の現状の課題と、課題解決につながる新しい形状をご紹介いたします。
現状の課題
スパウトパウチの課題として、容器の自立性が挙げられます。
スパウトパウチのような軟包材では、内容物の量によって容器の自立性が左右されてしまいます。
また、ポンプが装着されたスパウトパウチを使用すると写真のようにポンプを押す際にパウチがつぶれてしまいます。
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折り畳み無しの状態
課題解決につながる新しい形状
上記課題の解決につながる形状として、ショルダー部折り畳みパウチを考案しました。
ショルダー部を折り畳むことでパウチが中心部で重なり合う形となり、垂直方向への力に耐えられるようになりました。
この状態だと内容物が少ない状態でポンプを使用した場合でもパウチがつぶれにくくなり、スパウトパウチ容器として扱うことができるようになりました。
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折り畳み有りの状態
また、トリガーノズルを装着した際には、ショルダー部が折り畳まれているため、握りやすさも向上しました。
今回紹介したスパウトパウチは開発段階のため、販売などはできませんが、今後も開発を進めて参ります。
『ASスパウト・キャップシリーズ』
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