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販売可能な環境対応製品について【ASKA MARKET NEWS 2025年09月号 第367号】



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販売可能な環境対応製品について【ASKA MARKET NEWS 2025年09月号 第367号】

アスカカンパニーでは様々な環境対応品の開発を進めています。
その中では環境対応製品として実際にお客様へ提供できるものがいくつか完成しておりますので、今回のマーケットニュースでは、それらをご紹介させていただきます。

ASBP-16スパウト

弊社では、スパウトパウチ向けに各種スパウトを提供しており、その中にはバイオマス素材を使用した環境配慮型スパウトも取り揃えております。
見た目や機能は従来の樹脂製スパウトと遜色なく、バイオマス含有率30%タイプと90%以上タイプの2種類からお選びいただけます。
実際の採用実績もある、持続可能性に配慮したスパウトです。

AS9.5バリアスパウト・キャップ

スパウトパウチ自体は環境配慮型の包装材ですが、従来のスパウト・キャップ部分には酸素バリア性の課題があり、特に食品類の長期保存には十分とは言えませんでした。
この課題に対応するために開発されたのが「AS9.5バリアスパウト・キャップ」です。
通常のスパウトパウチと比較して、酸素バリア性能を約50%向上させており、自社での試験でも内容物の酸化抑制効果が確認されています。
現時点では9.5mm口径のスパウトで性能を確認済みですが、同じバリア樹脂を用いて他の口径や形状のスパウト成形も可能です。
ご要望に応じて、別サイズの開発にも柔軟に対応いたします。

酸素バリア性について
酸素バリアが約50%向上するスパウトを開発!

スパウトパウチに対する『バリア性』という課題 「ポリエチレンは酸素バリアがあまり良くない」というのは容器包装に携わる方の中では周知の事実です。 そのため、酸素バリアを必要とする包材においてはポリエチレ ...

酸素バリア性の効果テスト
酸素バリア性が向上した「バリアスパウト・キャップ」の効果をテストしてみました!

環境ブログ 昨年末のブログでご紹介しました、「酸素バリアが約50%向上するスパウト」につきまして、様々なお問い合わせを頂いております。 その中で、「内容物に対して実際にはどのような効果があるのかわかる ...

社内でのバリア性検証
バリア性を内容物の変化で比較した写真
酸素バリア性の『見える化』について【ASKA MARKET NEWS 2025年06月号 第364号】

ブログでも度々登場している「バリア性」。 今回は、2025年4月のMK発表会(弊社のQCサークル活動発表会)で公開した、製品の酸素バリア性を『見える化』する方法をご紹介します。 バリア性とは? バリア ...

ASMR-16ヒンジキャップ

社内で発生したロス品をマテリアルリサイクルし、有効活用するというテーマから開発されたのが「ASMR16ヒンジキャップ」です。
本製品は、廃棄せずに再資源化するというサステナブルな取り組みの一環として誕生しました。
弊社では日々プラスチック製品を製造する中で、データ活用による品質管理を徹底し、不良品の削減に努めています。
しかし、生産過程におけるロスの完全な排除は現実的には困難であるため、発生したロス品を社内で厳密に管理された条件下で再利用しています。
再生樹脂はすべてトレーサビリティが確保されており、安全性の高いマテリアルリサイクル材として成形に使用しています。

ASMRヒンジキャップの開発経緯
リサイクル原料と通常原料による成形品の差
100%プレコンシューマー材のヒンジキャップを2023年度中に商品化!

加工ロスを廃棄しない取り組み アスカカンパニーの5種類の環境テーマ『社内加工ロスのアップサイクル推進』のマテリアルリサイクルの話です! 今までのおさらい 2022/9/28のブログにて、100%プレコ ...

商品の詳細はこちら
粉砕片とマテリアルリサイクル
100%プレコンシューマー材のヒンジキャップを2023年度中に商品化! vol2

社内の廃プラリサイクルをシステム的に 前回のおさらい の続編になります。 製品化に向けての課題解決 2023年4月26日のブログでは、現行の成形品に比べてプレコンシューマ材を使用した成形品は多少機能が ...

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ASBP-70カップ用蓋CCI

本製品は、バイオマス資源を活用した環境配慮型のフタ成形品です。
30%程度のバイオマス樹脂を使用しているだけでなく、極限まで樹脂使用量を抑えた薄肉成形を採用しており、素材面・形状面の両面からプラスチック使用量の削減に貢献しています。
サステナブルな製品設計を追求した、次世代型の省資源フタです。

 

バイオプラ製品の紹介
各種バイオプラ製品の認定についてご紹介

アスカカンパニーの環境対策の進捗です 世の中で化石資源由来のプラスチックの使用量削減、または化石資源由来のプラスチックからバイオプラへの置き換えが進む状況ではございますが、アスカカンパニーもバイオマス ...

マスバランス方式の資源活用も可能
ベース樹脂原料
ISCC PLUS認証とマスバランス方式について

 

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ASBPカトラリー

バイオマスプラを使用したプラスチックカトラリー

さまざまな形状のスプーンやフォークなど、多用途に対応可能なカトラリーセットを取り揃えています。
バイオマス樹脂を30%使用しており、使い捨てプラスチックの環境負荷低減に貢献する製品です。
個包装タイプと包装なしのバラ提供の両方に対応しており、用途やご要望に応じた柔軟な供給が可能です。

販売における協力体制
バイオマスプラを使用したプラスチックカトラリー
東商化学様との環境配慮型カトラリーの開発・販売強化

環境に優しい製品をご提供します 株式会社大三コーポレーショングループの代表取締役でもあり、グループの東商化学株式会社 代表取締役でもある 松井孝悦様と、アスカカンパニー株式会社 代表取締役の長沼誠との ...

環境のことを考えたプラスチック成形品を選ぶこと

弊社では、環境課題への対応を企業として重要な使命と捉え、専門チームを立ち上げて環境配慮型製品の開発に取り組んでいます。
プラスチックには環境に対するマイナスイメージがある一方で、私たちの暮らしに深く根ざした、欠かすことのできない素材でもあります。
だからこそ、使用量を抑える設計や、バイオマスプラスチックの活用、マテリアルリサイクルの推進など、プラスチックと“上手に付き合う”ことが、これからの社会に求められる姿勢だと考えています。
環境配慮型製品を選ぶことは、お客様にとっての「持続可能な選択」を可視化し、企業価値や信頼性の向上にもつながります。
弊社の製品が、その一助となれば幸いです。

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