MKでもデジタル活用が盛んです
昨今『IoT』『ICT』『デジタル化』などといった言葉があふれており、弊社でも様々な場所で使用されています。
弊社での取り組みとしては、IoT・AIの活用やカメラ検査データ活用による品質保証をセミナーという形で外部へ提供させて頂くようになりました。
社内ではカメラ検査結果や成形機の状態を遠方からデータやグラフで見ることが出来るのが当たり前のようになってきており、作業者にもかなり浸透しました。
アスカカンパニーでは『MK活動』と命名したQCサークル活動を続けていますが、このMK活動においても、製造工程の担当者達がIoTを用いて、自分たちのアイデアをカタチにすることが頻繁に行われています。
今回はMKでのIoT活用事例をお届けします。
製造から離れた倉庫との連携が出来るようにしたい
MKの活動期間は半年で、その半年の間に職場の問題をテーマとして掲げ、改善活動を行います。
今回の改善の目標は『入庫作業がスムーズにできていない』という問題点から『入庫作業の楽正早安』となりました。
ちなみに入庫作業とは『製造側で生産した製品を倉庫へ入れる』ことです。
これらの作業や工程の説明も活動発表の一環となっています。いかに物事を簡素にかつ分かりやすく、そして間違えられずに伝えられるかということは仕事でも重要なことで、アスカカンパニーではMK活動を通して養われております。
今回のグループが困っている問題は、入庫作業の場所『パスルーム(倉庫作業者との製品受け渡しの部屋)』の状態が目視でしか確認できないことにより、パスルームに製品をいれるタイミングがつかめないことと、パスルームに製品が入っているかどうかを作業者が度々確認しに行く手間がかかっていることです。
MK活動はデータやQC手法を用いて理論的に整理することが重要です。QC手法を使用することに慣れているため、日常作業でも自然とQC的な考えで物事に対応することができるようになっています。
改善案と実際の対策内容
アスカカンパニーではカメラ検査のデータ(MyCiS)、成形機のデータ(MiSやCFM)以外に、型替えアプリ(KTG)による、製品立上げ時のデータを収集しています。
この型替えアプリから製品の立上作業の終了時間データを、また社内DBより製品検査の生産情報データを用いることにより、何時までに入庫という作業を行えばよいのか、午前中までに製品検査の大半は終わっており、入庫作業が可能であることなどがわかりました。
さまざまな新しい試みを行ってきたアスカカンパニーでは、新しいデバイスを使用することに抵抗はありません。
今回の対策では『データを自由に見たい』という所からスマートウォッチというウェアラブルデバイスを選択し、もっと情報を自由に操るために検査結果をタッチパネルで送信するという対策になりました。
これらも、様々なセンサデータを自由に収集し活用するioT活用の土壌があるからこそ選択できたことだと思います。
IoT・AIの活用を体験してみませんか?
アスカカンパニーではセンサデータを活用する仕組みが様々な場所、形で運用されています。
それらはIoT・AI活用セミナーや夜間無人化セミナーという形でノウハウを提供させて頂いておりますが、新しく作られたツールや仕組みなども逐次セミナーに組み込んでおります。
工場もツールも常に進化し続けておりますので、是非ご興味がある方はセミナーにご参加ください。
QC活動に興味のある方は・・・
YouTubeにてMK動画を配信しております。
興味がある方は是非ご覧ください。
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