アスカカンパニーでは『マスバランス方式』の運用を可能にするISCC PLUS認証を取得した工場を擁しています。
ISCC PLUS認証とは
ISCC認証とはInternational Sustainability & Carbon Certificationの略で、日本語では国際持続可能性カーボン認証となります。
主にバイオマスの認証制度として既に欧州で普及が進んでいます。
ISCC認証はEU域のバイオ燃料を対象としていますが、EU域外の製品を対象とするISCC PLUS認証では、バイオ燃料や製品だけでなくリサイクル原料や製品も対象となります。
アスカカンパニーの一部の工場にこのISCC PLUS認証が適用されています。
このISCC PLUS認証をうけると、マスバランス方式で供給されるバイオマス原料やリサイクル原料の取扱いが可能になります。
マスバランス方式とは
『マスバランス方式』は、製品の元となる原料において『違った特性』のものが混合された場合、それを用いて生産された製品にもその混合の割合に対応して『違った特性』を持った製品として扱うことが出来るようになる考え方のことです。
たとえば、石油由来のプラスチック原料を70kg、植物由来のバイオマス原料を30kgを混合して100個の製品を生産するとします。
マスバランス方式ではない場合は、バイオ度30%の製品が100個出来ることになります。
しかし、マスバランス方式を適用した場合、100個の製品のうち、70個は石油由来100%の製品、30個は植物由来100%の製品(100%再生可能なものに紐ついている製品)として扱うことが出来ます。
現状、100%バイオマス原料を使って製品を作るというのは価格的にとても難しい状態です。
このような仕組みを使うと、既存の設備のままバイオマス資源を活用しやすくなります。
マスバランス方式を採用した場合の利点について
バイオマス率100%
実質の含有量とは関係なく、使用したバイオマス原料と同等量の製品に対して『バイオマス100%の原料が再生可能なものに紐ついている製品として提供』が可能になる。
エコマーク認定の取得が可能
エコマーク事務局:「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用した容器包装」認定基準制定と認定を参照(新しいタブで開きます)
『アスカカンパニーのサステナビリティ』 脱炭素社会に向けた環境対応方針について