今回のマーケットニュースでは、MyCiS(画像検査統計表示システム)の社内活用事例をご紹介いたします。
まずはMyCiSについて説明します。
MyCiSは簡単に言えば、「カメラ検査結果のデータを用いて、生産状況を見える化・共有して品質と生産性の向上を目指す」ソフトウェアです。
成形機で成形された製品はコンベアに取り出され、コンベア上でカメラ検査を行い、外観や寸法など検査判定を行います。
ライン一つでもカメラ検査装置は四方八方から複数台のカメラで24時間検査を行いデータ提供します。
それら膨大なデータを整理、解析し、工程の状態を見やすくするのがMyCiSの役割です。
【スパウトセット品へのMyCiS活用事例】
スパウトとスクリューキャップを成形し、二次加工としてスパウトにキャップをセットする工程がございます。
セット作業は組立自動機を使用し、カメラ検査装置や各種センサーで検査判定を行います。
検査データはMyCiSを使用してプロセスを監視しております。
セット機監視項目
- 画像処理(カメラ検査) 7項目
- 圧力センサー(リーク検査) 1項目
- 接触式センサー(高さ検知) 1項目
セット機の監視項目
MyCiSでは以下のようにカメラ側とPLC側(各種センサー)に項目を分けて管理しています。
- カメラ側:タンパー切れの確認、異品種、製品位置の検査等、7項目
- PLC側:各種センサーによる液漏れや気密性の確認としてリーク検査
セット品全高測定を締めトルクの確認として代用測定
writer:HIDE