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2024年2月号でPMグループの職場紹介を行い、「市場品調査」について触れました。今回は市場品調査について詳しくご紹介します。
PMグループとは?(おさらい)
PMグループは「プロダクトマネージメントグループ」の略称です。製品開発時の試作品評価や規格制定を担当している部署で、案件全体のマネジメントも担っています。
ASファミリーとASシリーズ
ASファミリーとは、アスカカンパニーが長年の経験で培ったノウハウにより製品設計・開発・販売をしているクリーニングやセミナーを含むオリジナル製品のことです。
そのなかでもプラスチック製品はASシリーズという扱いで、現在はパウチ用スパウト・キャップを中心にラインナップを取り揃えています。
ASシリーズの開発には、まず市場ニーズを把握することが重要です。そのために行うのが「市場品調査」です。
市場品調査
具体的にどのような調査をしているのかご紹介します。
①準備
どのような商品を調査するのか部署内で話し合います。
最近市場でよく見かける製品や開発中の製品に関連したジャンルの調査を行うことが多いです。
調査対象が決まったら、各自で商品を購入します。
10種類は調査できるように心がけています。
② 評価
サンプルが集まったら評価を行います。
評価項目は以下のような内容です。
・外観
キャップ・スパウトの形状(ローレットや改ざん防止機構)にどのような特徴があるか観察し写真撮影
・寸法
ノギスや顕微鏡を使用し、嵌合・気密部分などの寸法を測定
・機能
Z-Gauge(一軸強度試験機)や自動トルクメーターを使用しキャップの開封強度・気密性・パウチの溶着強度などを測定
・その他
内容物の容量・粘度とスパウト口径の関係性・環境対応の有無などの観察
③まとめ
評価結果は専用のフォームを使用し評価結果をまとめます。
また、「市場品検索ツール」にも入力を行います。
市場品検索ツールは、商品のカテゴリ・スパウト口径・開封強度などの条件を入力することで、探したい条件に該当する商品を絞り込めるツールのことです。
これにより、今までに調査した商品の評価結果を簡単に検索することができます。
④ 打ち合わせ
各自が評価した結果を持ち寄り、発表します。
内容物と製品形状・機能性の関連性などを明らかにします。
⑤ 共有
開発に携わる部署に結果を共有し、ASシリーズの開発に活かします。
今後もアスカカンパニーはASシリーズの開発に注力していきます。
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