ちょっと不思議なキャップ発見です
アスカカンパニーでは、様々な“キャップ”を生産させていただいております。
ヒンジキャップからスクリューキャップなど、色々とありますが、今回、ご紹介させていただくのは、いたずら防止機能付きキャップです。
こちらは、ドイツのホテルでアメニティとして置かれていたシャンプーです。
一見シャンプーには見えませんが、実は様々な付加価値のついた容器になっています。
(1)コスト
キャップとチューブの一部(ショルダー)が一体となっている点では、コスト安という見方ができます。
しかし、いたずら防止デザインの特性から容器製造の生産性は、一般的なチューブ容器と比較すると低く、コスト高となっている可能性は否めません。改ざん防止機能がもつデザイン性の高さから、コストと機能においてトレードオフの関係となります。
(2)デザイン性
一般に、消費者が購買を決定する際の判断の 80% は視覚によるものと考えられることもあるようです。
このようなオシャレ容器が日本にあれば、購買意欲を掻き立てられるかもしれません。
(3)機能性
特別ないたずら防止機能があるので、初期開封までの内容物保存性が高いです。一度キャップを取れば、繰り返し使用ができるのもポイントが高いです。
日本製品との比較
外国から訪れる訪日の方々の増大など様々な時代背景の変化も含め、日本では顧客要求品質のゴールは限りなく安心・安全を高いレベルで確保しなければなりません。
コストや機能に優れた、いたずら防止(初期開封の担保)機能付容器は今後ますます求められていくでしょう。
アスカカンパニーの製品開発
弊社コーディネーターと設計とお客様でキャッチボールを繰り返させていただき、形状のないところから、ご要望の機能を満たした形状を図面化します。
そして金型起工から金型完成後、試作を行い、検収完了、量産までを行います。
製品開発時には、製品の高付加価値化を目指し、デザイン性・コスト・機能性のいずれの要素も加味できるような製品設計やユーザビリティを最も効果的に発揮する製品を探求してまいります。
「第21回 機械要素技術展(M-Tech)」出展のお知らせ
日程:2017年6月21日(水)~23日(金)
会場: 東京ビッグサイト
今年も、機械要素技術展に出展させていただきます。
アスカカンパニーのブースでは、「プラスチック切断機 キッタロウ」と「画像処理カメラ検査装置」などを出展させていただきます。
皆様のご来場をお待ちしております。
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